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認知症でも入居可能な施設はある?【PART1】~施設選びを始めるタイミングは?~

高齢になると、どなたでも発症する可能性のある認知症。症状が進行すると、家族だけで介護をするのは困難になってくる場合もあります。そんな時に頼りになるのが介護施設ですが、果たして認知症が進行した場合でも入居することができるのでしょうか。
「もしかしたら、症状が進行したら介護施設に入居するのは難しいのでは…」
と思っている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は3回に渡って認知症の方でも入居可能な介護施設の種類や、その特徴についてご説明していきます。
また介護施設を選択する際のポイントについても解説していきますので、介護施設をお探しの方や、将来的に入居を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。

目次

認知症でも入れる施設選びを開始するタイミング

施設での入居を考えるタイミングは、介護者の介護の負担が辛いと感じる時や、自宅での生活を続けることが困難であると感じた時などです。
また入居する場所を選ぶ時には、ご本人が安心して長く生活を続けられること。そしてご本人の望むライフスタイルを可能な限り継続し、実現できることが大切です。
ご本人が認知症の場合でもこの点に変わりはありません。これらをふまえた上で、認知症の方の場合は以下の点を重視しましょう。
ご本人もご家族にも余力がある内に、早めに情報を集めることが大切です。

認知症でも入れる施設を考えるのはこんな時

ご本人が自宅での生活を継続できるのか将来の不安を抱いた時

認知機能や身体的な能力に衰えを感じ、ご本人が自宅での生活に不安を抱くケースはあります。
常に見守ってくれる介護者がいない、自宅の住環境で過ごしにくい点があるなど、不安になる理由は人によって様々です。
ご本人の「入居したい」という思いに対し、ご家族が納得できないケースもあるかもしれませんが、一番認知症で悩んでいるのはご本人です。
認知症に対応した施設を探したり、入居の準備をしたりするには手間や時間がかかりますが、まずはご本人の気持ちを尊重して対応していきましょう。

認知症が進行した時

認知症の初期症状は、もの忘れ、理解力の低下、怒りっぽくなるなどがあります。これは認知症の有無に限らず見られる症状でもあるため、すぐに認知症だと判断がつかないケースは少なくありません。
「もしかして認知症かもしれない」と気づいた頃には症状が進行しており、自宅での介護が困難なケースもあります。
無理に自宅での介護を継続することは、ご本人やご家族にも大きなストレスがかかってしまう可能性があります。そんな時は無理せず、認知症ケアのプロが在籍する施設への入居を考えても良いでしょう。

危険な目に遭う機会が出てきた時

認知症が進行すると正常な判断ができず、危険な目に遭う機会や可能性が出てくることがあります。
これまでに認知症の高齢者が、火の扱い方がわからなくなり、火事を起こしてしまったり、一人で外出して事故に遭う事件が発生したことがあります。
常に介護者が側で見守っていないと危険な程に認知症が進行してしまうと、介護者の負担も増していきます。
どのくらいの速度で認知症が進行するかは誰にもわかりません。認知症だとわかった時には、早めに施設の入居を検討することがお勧めです。

介護の負担が大きいと感じた時

介護者が介護の負担を感じた時は施設を探し始めましょう。終わりの見えない介護生活では、介護者に精神的な負担がかかることが予測できます。
介護者に余裕が無くなると、ご本人に対して思いやりを持って接することが出来ず、きつく当たってしまうこともあるでしょう。
負担の感じ方は人それぞれ異なりますので、「介護が辛い」と感じ始めたら、認知症の方でも入れる施設を探すタイミングです。
入居を決断できなくても、施設に相談することで心理的な負担の軽減に繋がることもあります。

介護者の体調に影響が出てきた時

認知症に限らず、高齢者の介護には体力が必要になります。本人の足腰が弱っている時には、入浴や排泄の介助時に体を持ち上げる為、力が必要な時もあります。
無理な介護を継続している内に、知らず知らずの内に介護者の身体に痛みが生じたり、疲労が溜まるケースが生まれやすいです。介護者が先に倒れてしまっては、元も子もありません。
まずは介護者ご自身の体調を大切にし、今後の介護の仕方を考え直すのが先決です。まずは認知症でも入れる施設を探し、入居のタイミングを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

認知症は日々進行していきますし、施設を選択するのにも時間がかかります。
生活能力や適応力が豊かな内に環境を変え、慣れていた方が、施設における生活の質の向上が期待できます。
ご本人の意思を尊重した施設を叶える為にも、理想的なのは、症状が軽度な内にご本人を含めて施設選びを行うことです。
またご本人の認知症が進行しご本人での判断が困難な場合、ご家族が施設選びに大きく関わらざるをえません。
ご本人の希望を汲み取り、代理人として決定しなければならないことも多く、時として後悔や迷いを生じることもあるかもしれません。
既に長年介護生活を続け、疲れ果ててしまっている状態での施設選びは、心身ともに辛いものです。
ご家族の余力がある内に、施設選びに取り掛かる事をお勧め致します。

次回の認知症でも入居可能な施設はある?【PART2】では認知症の方でも入れる代表的な施設について具体的に解説していきます。

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この記事の監修者

いいケアネット事務局

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