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シニア向けの自転車の選び方は?選ぶ際の注意点とおすすめ車種も解説

シニア世代の方が自転車を選ぶ際には、安全で快適な自転車ライフを送るためには、年齢や体力に合わせた自転車選びが重要です。若い頃と同じような感覚で選ぶと、思わぬ怪我や事故につながる可能性があるためです。

今回は、シニア向けの自転車を選ぶ際のポイントや注意点、そしておすすめ車種を紹介します。どのような点に着目して選ぶべきか、参考にしてみてください。

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シニア向け自転車の選び方5選

シニア 向け 自転車

シニア向け自転車を選ぶ際、「具体的に何をチェックすればいいのか分からない…」と悩む方が多いのではないでしょうか。

ここからは、シニア向け自転車を選ぶ際のポイントを5つ解説します。

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目次

1.フレームの低い自転車を選ぶ

シニア向け自転車を選ぶ際には、フレームの低い自転車を選ぶことをおすすめします。

自転車のフレームとは、前輪と後輪の中心にあるフレームのことです。フレームの位置が低い方が、足を高く上げなくてもスムーズに乗り降りをしやすいため高齢者にピッタリです。

シニアは自転車の乗り降りの際にバランスを崩して転倒するケースもあるため、なるべく足を高く上げなくても乗り降りできるものを選びましょう。

2.低重心設計の自転車を選ぶ

シニア向けの自転車を探す際には、「低重心設計」のタイプに注目してみましょう。

低重心設計の自転車は、漕ぎ出しや走行中などで安定しているため転倒しにくいといったメリットがあります。

逆に、重視の高い自転車は、「フラつきやすい」といったデメリットがあり、シニアには大変危険です。

基本的にシニア向けの自転車は低重心設計であることがほとんどですが、デザインによっては一般的な自転車のように重心が高い場合があります。

必ず、自転車の重心を確認したうえで、購入を検討しましょう。

3.ペダル・ステップ・サドルが合ったものを選ぶ

シニア向けの自転車を購入するにあたり、チェックしたいのが「ペダル」「ステップ」「サドル」などです。

ペダルはペダルクランクが短いものを選んだほうが、漕ぎやすいことからシニアにおすすめできます。また、筋力が低下している高齢者であれば、フレーム部分にステップがついているタイプを選ぶと乗り降りしやすくおすすめです。

なお、サドルは「腰あて付き」のタイプがシニア層に人気です。走行中に腰が支えられるため、安定した走行ができます。

4.アシスト力を調整できるものを選ぶ

シニア向けの電動アシスト自転車を選ぶ場合、3段階以上アシスト力を調整できるタイプがおすすめです。その日の体調や走行する道の状況(平坦な道、坂道など)に合わせて、アシストの強さを手元で簡単に切り替えられると、安全に走行できます。

漕ぎ出しや坂道を登る際にはパワフルなアシストモードを選び、平坦な道や体力に余裕があるときはエコモードやアシストをオフにするなど、状況に応じた使い分けができます。

購入前に、どのようなアシストモードがあり、どのように調整できるのかを実際に試してみましょう。

5.アフターサービスが整っているものを選ぶ

自転車は購入して終わりではなく、定期的なメンテナンスや万が一の際の修理が欠かせません。特にシニアの方が安心して長く自転車を利用するためには、購入する店舗やメーカーのアフターサービスが充実しているかどうかが大切です。

購入前に、以下のようなサービスがあるか確認しましょう。

  • 定期的な点検サービス
  • パンク修理やブレーキ調整
  • 部品の取り寄せや交換
  • バッテリー交換やモーター修理(電動アシスト自転車の場合)

自転車の操作方法で分からないことが出てきたりちょっとした不具合を感じたりした際、気軽に相談できる場所があると、シニアの方にとって心の支えとなります。

購入時には、保証内容やサポート体制をしっかりと確認し、安心して任せられるお店やメーカーを選びましょう。

シニアが電動アシスト自転車に乗る際の注意点

シニア 向け 自転車

近年、シニアに人気なのが「電動アシストの自転車」です。筋力が低下した高齢者でも軽々と走行できることから、シニア向け自転車にも電動アシストが搭載されるようになりました。

しかし、電動アシストに慣れていない高齢者が乗る場合、いくつか注意点があります。

購入を検討している自転車が電動アシスト型の方は、以下の注意点を把握しておきましょう。

立ち漕ぎ、ケンケン乗りは危険

電動アシスト自転車に乗る場合、立ち漕ぎやケンケン乗りは大変危険です。

一般的な自転車であれば、自分の漕いだ力がスピードに変わるのが特徴ですが、電動アシスト自転車は電気で走り出すことからほとんど自分の力を必要としません。

電動アシスト自転車は特性上、漕ぎ出しの力に反応して急加速することがあるため、立ち漕ぎをしたり、ケンケン乗りをしたりすると、勢いよく転倒する可能性があります。

電動アシスト自転車に乗る際には、必ずまたがって、両足をついてから漕ぎ出すことが大切です。

なるべくバッテリーを使い切ってから充電を

電動アシスト自転車は充電式ですが、こまめに充電してしまうとバッテリーの寿命を短くする可能性があります。

少しでもバッテリーの寿命を長持ちさせるためにも、なるべく充電した電池を使い切ってから、新たに充電しましょう。

ちなみに、電動アシスト自転車のバッテリー寿命は、「充電回数800回前後」が目安です。

シニア向けにおすすめの自転車7選

シニア 向け 自転車

シニアの方々がより安全に、そして快適に利用できることを考慮して開発された、おすすめの自転車を7車種ご紹介します。

各モデルの特徴やシニア向けのポイントを解説するので、自転車選びの参考にしてください。

こげーるNOLASSE 20型【サギサカ】

サギサカの「こげーる NOLASSE」は、シニアの方の乗りやすさと安全性を追求して開発された自転車です。

まず目を引くのが、フレーム地上高です。足を高く上げることなくスムーズにまたぐことができる設計になっているため、乗り降りの際の負担を大幅に軽減します。

20インチというタイヤサイズと重心の低さが、安定性と取り回しの良さを実現しました。

「こげーる NOLASSE」は、近所へのお出かけに安心して使える1台です。

ビビライフ【パナソニック】

パナソニックの「ビビライフ」は、安定性と積載能力に優れた電動アシスト三輪自転車です。

二輪自転車のバランス取りに不安を感じる方や、より安心して乗りたいと考えるシニアの方には、三輪自転車が適しています。

停まっていても自転車が自立するため、乗り降りの際にふらつく心配がありません。

「ビビライフ」は、後ろに大きなバスケットを標準装備しており、たくさんの荷物を積んでも安定して走行できます。日常の買い物などで荷物が多くなりがちな方に便利な自転車です。

「ビビライフ」は、バッテリー残量や残りの走行時間が液晶に表示されるので、初めての電動アシスト自転車に適しています。

ラクット 26インチ【ブリヂストン】

ブリヂストンの「ラクット」は、「ラクに漕げる、ラクにまたげる、ラクに扱える」をコンセプトに開発された電動アシスト自転車です。

「ラクット」は、またぎやすさを徹底的に追求したL字型両輪駆動フレームが特徴です。地面からフレーム上部までの高さが低く設計されており、足をほとんど上げることなくスムーズに乗り降りできます。

さらに、走りながら自動充電する機能も搭載しており、バッテリー切れの心配も軽減します。

「ラクット」は、電動アシスト自転車が初めての方でも、バッテリー切れの心配が少なくおすすめの自転車です。

PAS SION-U【ヤマハ】

ヤマハの「PAS SION-U(パス シオンユー)」は、乗りやすさと扱いやすさを重視した、シニア向けの電動アシスト自転車です。

20インチと24インチのタイヤサイズが用意されており、体格や好みに合わせて選べます。

「PAS SION-U」は幅広の「大容量軽量丸型バスケット」も装備しているため、離れた場所へのお買い物にも便利です。

操作パネルもシンプルで、電源のオンオフ、ライトの点灯、アシストモードの切り替え、バッテリー残量の確認などが簡単に行えます。

「PAS SION-U」は、シニアの方が電動アシスト自転車を気軽に利用できるよう、細部の設計まで配慮された自転車です。

エナシスライフ【あさひ】

「エナシスライフ」は、大手自転車専門店の「サイクルベースあさひ」が企画・開発する電動アシスト自転車です。日常の使いやすさと手頃な価格帯を両立させており、初めて電動アシスト自転車を検討するシニアの方にもおすすめしやすいモデルです。

「エナシスライフ」は低床フレーム設計で足を高く上げる必要がないため、筋力に自信がない方でも安心してまたげます。

また、安定感のある走行をサポートする太めのタイヤや、駐輪時に便利な両立スタンド、そしてお買い物に役立つ大きめのフロントバスケットを装備するなど、実用性を高める工夫が随所に見られます。

全国に店舗を持つ「サイクルベースあさひ」で購入できるため、購入後のメンテナンスや相談がしやすい点も、シニアの方にとって安心できるポイントです。

ミスティライト 20インチ【SAKAMOTO TECHNO】

サカモトテクノの「ミスティライト 20インチ」は、軽量化に重点を置いた自転車で、シニアの方や小柄な女性にとって扱いやすいモデルです。自転車の重量が軽いと、漕ぎ出しがスムーズになるだけでなく、駐輪場での取り回しの際にも負担が少なくて済みます。

「ミスティライト」シリーズは軽量なアルミフレームを採用しているため、車体全体の軽量化を実現しました。

20インチというコンパクトなタイヤサイズも、小回りが利きやすく、街中での走行に適しています。

装備面では、日常使いに便利な大きな前カゴや夜間の安全性を高めるLEDライト、そして走行時に安定するワイドタイヤが搭載されています。

「ミスティライト」シリーズは、軽い自転車を求めるシニアの方におすすめの1台です。

アルミーユミニ【ブリヂストン】

ブリヂストンの「アルミーユミニ」は、小柄な方やシニアにも人気の高い自転車です。

フレーム形状がまたぎやすさを考慮した低床設計になっており、スムーズな乗り降りをサポートします。

「アルミーユミニ」には、シングルギアモデルと内装3段変速モデルがあり、走行する場所の状況や体力に合わせて選べます。坂道が多い場所や、より楽に走行したい場合は、変速機付きのモデルがおすすめです。

また、オプションでリア用のバスケットを取りつけできるので、荷物の多い方でも快適に運搬できます。

「アルミーユミニ」は、おしゃれなカラーバリエーションも用意されており、デザインにこだわりたい方にも満足いただける1台です。

シニア向けの自転車は安全性を重視して選ぼう【まとめ】

シニア 向け 自転車

今回は、シニア向けの自転車の選び方を紹介しました。

体力に不安がある方の自転車選びは、慎重に進める必要があります。また、電動アシストの場合は、使い方にいくつか注意点があるため、あらかじめ把握しておきましょう。

シニア向けの自転車を購入予定の方は、本ページの内容を参考にしながら、高齢者に合った自転車を選んでください。

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