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元気なうちに老人ホームに入れる?おすすめの施設や注意点などを解説

将来の生活に不安を抱えている人や、離れて暮らす親が心配な人、自宅の老朽化が気になる人にとって、老人ホーム探しを始めるタイミングになります。

しかし「そもそも元気なうちに老人ホームに入居できるのか」が気になっている人もいるでしょう。

そこで本記事では、元気なうちに老人ホームへ入居できるのか、どのタイミングで入居を決めておくべきなのかなどを解説します。

元気な高齢者が入居できる介護施設や施設選びのポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

大阪を中心に、多数の高齢者向けの介護施設の情報を掲載する「いいケアネット」では、老人ホームに関する疑問やそれにまつわる情報を「いいケアジャーナル」で随時更新中です。

元気なうちに老人ホームに入れるのか

元気なうちに 老人ホーム

元気なうちに老人ホームに入ることは、結論として可能です。多くの人は「老人ホームは介護が必要になってから検討する」と、考えているでしょう。

実際には、元気なうちに老人ホームに入ることはもちろん、考え始めるのがおすすめです。

元気なうちに老人ホームに入っている人の中にも、自立した生活を続けながら、必要に応じて介護サービスを受けている人もいます。

介護施設ごとに、入居条件が定められており、年齢や要介護認定を受けているかを条件にしている老人ホームもあるのは忘れないようにしましょう。

逆に介護を必要としない自立している人を、入居条件にしている老人ホームもあります。

「元気なうちに老人ホームに入りたい」と考える前に「元気なうちに老人ホームを探す」と捉え、家族に迷惑をかけない意識も大切です。

元気なうちに老人ホームに入居を決めておきたい人

元気なうちに 老人ホーム

元気なうちに老人ホームを探したり入居を決めたりしておきたい人は、以下のような人が該当します。

  • 将来に不安を抱えている人
  • 離れた場所で暮らす親が心配な人
  • 自宅の老朽化が気になる人

いずれかに当てはまっている人は、元気なうちに老人ホームを探しておくのがおすすめになります。

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目次

将来に不安を抱えている人

元気なうちに老人ホームへ入居を考える人のなかには、将来に不安を抱えている人があげられます。

とくに、高齢期における健康状態の変化や、独居による孤独感などが不安を増大させる要因となります。

現役で働いている間は忙しさに追われ、将来の備えについて具体的に考える機会が少なかった人もいるでしょう。

しかし、元気なうちに老人ホームへの入居を検討するのは、結果として不安を軽減し、安心感を得るための有効な手段なのです。

元気なうちに老人ホームを決めておくと、入居待ちのリスクを減らせる可能性が高まります。

関連記事:介護施設に空きがないときの対処|希望の老人ホームに入れない理由を解説

離れた場所で暮らす親が心配な人

元気なうちに老人ホームを決めておきたいポイントとして、入居する本人だけでなく家族の声も大切です。

親が遠く離れた場所に住んでいるケースではとくに、何かあった場合すぐに駆けつけられない不安が常に付きまといます。

離れた場所で暮らす親が心配な人にとっても、元気なうちに老人ホームへの入居を考えると、1つの安心材料になるのです。

一方で元気なうちに老人ホームへ入居する本人も「家族に負担や心配をかけたくない」と、考え始めた場合、1つの判断基準になります。

たとえ在宅介護であっても、家族の負担や限界を考えると、元気なうちに老人ホーム探しをしておくのがおすすめです。

関連記事:在宅介護のメリットやデメリットは?家族の負担ポイントなどを解説!

自宅の老朽化が気になる人

自宅の老朽化が気になる人も、たとえ元気であっても老人ホームへの入居を考え始めて良いタイミングになります。

高齢者にとっての住まいは、健康状態に直結する重要な要素です。

たとえば、自宅の老朽化にともない階段の手すりが不安定になっていると、階段の登り降りで転倒するリスクを高めてしまいます。

なかには「老朽化にともない自宅をバリアフリーにしよう」と考える方もいるでしょう。

自宅を修繕する費用をかけられる場合も、自宅の修繕にかかる費用と老人ホームに入居する費用を比較するのがおすすめです。

老人ホームは、歩行が困難な人でも安心できるようバリアフリーに対応しているだけでなく、専門の介護スタッフからのケアが受けられます。

自宅の修繕は時間もかかるため、元気なうちに老人ホームを探しておくのをおすすめします。

元気なうちに入居できる介護施設一覧

元気なうちに 老人ホーム

「元気なうちに老人ホームを探しておきたい」と考えている人は、以下の介護施設がおすすめの選択肢になります。

施設 特徴 適している人
高齢者向け賃貸住宅 独立した生活を維持しつつ、必要に応じてサポートを受けられる 日常生活を自立して過ごせる人
高齢者分譲マンション 将来にわたる住まいとして購入し、資産価値を重視しながら必要なサポートを受けられる 長期的な視点で住まいを確保したい人
サービス付き高齢者向け住宅 自由度の高い生活を送りつつ、必要な時にサポートを受けられる 元気なうちから安心して入居したい人
住宅型有料老人ホーム 食事や掃除などの生活支援サービスが含まれ、介護が必要な際は外部サービスで対応できる 日常生活の利便性を高めたい人
軽費老人ホーム(ケアハウス) 比較的低価格で基本的な生活支援を受けられる 自立した生活をしつつ将来的な介護の必要性を見据えて準備したい人

順番に、施設ごとの特徴を解説していきます。

高齢者向け賃貸住宅

高齢者向け賃貸住宅は、自立した生活を送りながら、必要に応じてサポートを受けられる環境を提供している住まいです。

一般的な賃貸住宅と同様に、プライバシーを確保しつつ、自分のペースで生活できるため、元気な高齢者にとって魅力的な選択肢です。

高齢者向け賃貸住宅は、バリアフリー設計が施されている住まいが多く、転倒防止や安全性に配慮されています。

また、緊急時には迅速に対応できるよう、24時間対応の管理人が常駐している物件もあります。

賃貸形式であるため初期費用が抑えられ、ライフスタイルや収入状況に応じて柔軟に住み替えも可能です。

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高齢者分譲マンション

高齢者分譲マンション(シニア向け分譲マンション)は、元気なシニア世代が自立した生活を維持しつつ、資産として所有できる点が大きな魅力な住まいです。

バリアフリー設計や安全性を考慮した設備が整っているため、高齢者が安心して暮らせる環境が整っています。

また、同じ年代の人とのコミュニティを築きやすく、高齢者分譲マンションによっては、カラオケやスポーツジムなどの共有スペースが併設されています。

介護サービスは、必要に応じて選択できるため、費用を抑えつつ資産形成したい人におすすめです。

関連記事:シニア向け分譲マンション・ケア付き高齢者住宅とは?魅力や注意点について

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サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、バリアフリー設計や見守りサービスが充実しており、高齢者が安全かつ快適に生活できる環境を提供しています。

サービス付き高齢者向け住宅は、基本的に自立した生活を送る高齢者が対象であり、必要に応じて介護サービスをオプションとして選択可能です。

たとえば、掃除や洗濯、食事の提供などの日常生活をサポートするサービスを受けられるため、入居者は自分のペースで生活を楽しめます。

今は一人暮らしができるほど元気であっても、将来が不安でありながら、自由度の高い暮らしを求めている人におすすめです

関連記事:サ高住の入居費用は年金だけで支払える?料金表と内訳を見ながら解説

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住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、介護が不要な元気な高齢者から、日常生活に少しだけサポートが必要な人まで、幅広く受け入れている老人ホームです。

住宅型有料老人ホームの特徴は、居住空間がプライベートであり、生活支援や食事の提供などのサービスが充実しているのが特徴です。

プライバシーを重視したい人や、自分のペースで生活したい人にとって魅力的な選択肢となります。

また、住宅型有料老人ホームは、医療機関との連携がしっかりしているため、健康に不安を感じたときにも迅速な対応が可能です。

さらに、同じように元気な高齢者が多く入居しているため、孤立しがちな高齢者が新しい友人を作りやすい環境でもあります。

イベントやクラブ活動も盛んで、楽しい時間を過ごせるきっかけが多数用意されています。

関連記事:住宅型有料老人ホームとは?主なサービス内容や必要な料金をわかりやすく解説!

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軽費老人ホーム(ケアハウス)

軽費老人ホーム(ケアハウス)は、比較的自立した生活が可能な高齢者を対象にした施設です。

軽費老人ホームは、自立した生活を送りながらも、将来的に身体的な変化に備えたい人にとって、安心できる選択肢です。

「一般型」とも呼ばれている軽費老人ホームでは、食事の提供や掃除など、日常生活におけるサポートが受けられます

しかし、介護サービスが必要な人は外部サービス(訪問介護や訪問看護など)を利用しなければいけません。

一定以上の介護が必要になった場合、退去が求められる可能性もあるため、施設見学を通して条件を聞いておきましょう。

関連記事:ケアハウスの入居条件は?生活するメリット・デメリットも解説

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元気な老人が介護施設に入居するのがおすすめな理由

元気な老人が介護施設に入居するのは、以下のようなメリットがあります。

メリット 説明
健康的なサポート 迅速に対応できる医療体制が整っており、健康管理において安心できる
社会的な交流 共通の趣味や活動を通じて新しい友人を作る機会が増え、孤独感の軽減につながる
生活の質の向上 食事や掃除、洗濯などの日常的なサポートが受けられ、生活のストレスを軽減できる

以上の理由から元気なうちに介護施設に入居するのは、多くのメリットがあり、より充実した老後を支える選択肢となるのです。

大阪を中心に、多数の高齢者向けの介護施設の情報を掲載する「いいケアネット」では、老人ホームに関する疑問やそれにまつわる情報を「いいケアジャーナル」で随時更新中です。

元気な老人が入る施設を選ぶ上でのチェック項目

元気なうちに 老人ホーム

元気な老人が入る施設を選ぶ際、将来における生活の質が左右されるため、以下に注目して施設を探しましょう。

チェック項目 詳細
立地 医療機関、スーパー、公園が近く、交通の便が良いか
サービスの適合性 入居者の健康状態やライフスタイルにあったサービスが提供されているか
バリアフリー設計 バリアフリー設計や緊急時対応の仕組みが整っているか
施設内の雰囲気 スタッフや入居者との交流、施設全体の雰囲気が良いか
食事の質 食事の内容や質、試食の機会があるか
費用の確認 入居時の費用、月々の生活費、追加サービスの料金体系などがあっているか

上記の項目を総合的に検討し、元気なうちから安心して暮らせる介護施設を選ぶのがおすすめです。

元気な老人が入る施設をお探しならいいケアネットへお任せください!【まとめ】

元気なうちに 老人ホーム

元気なうちに老人ホームに入居するのを考えるのは、将来の安心を手に入れるための大切なステップです。

多くの人が将来の不安や離れて暮らす家族への心配を抱えているなかで、自分の住む場所を早めに決めておくのは賢明な選択です。

まずは、自分や家族がどのような生活を望むのかを考え、施設の特徴やサービスを比較しましょう。

施設見学や相談を通じて、実際の生活イメージを掴むのもおすすめです。

具体的な施設選びで迷ったり、もっと情報が欲しかったりする場合は、相談窓口を利用してみてください。

なお、いいケアネットでは、老人ホーム探しのための「入居無料相談」を受け付けています。

「自分は元気なうちに老人ホームに入居できる条件を満たしているのか」気になる人も含め、気軽にご相談ください。

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監修者

一般社団法人全国介護事業者連盟 理事長会

斉藤 正行

一般社団法人全国介護事業者連盟理事長。立命館大学卒業後、複数の介護関連企業で要職を歴任し、日本介護ベンチャーコンサルティンググループを設立。講演活動やメディア出演も多数。

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