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自宅で取り入れたい高齢者の一日の過ごし方5選!何もすることがないがダメな理由も

高齢者の中には、一日自宅で過ごす方も一定数存在します。しかし、なかには一日の過ごし方がわからず、無気力な状態が続いてしまう方もいるのではないでしょうか。

何もせず自宅にいる日々が続くと、認知症や抑うつを引き起こす原因になるため注意が必要です。

健康を維持するためにも、毎日の日課を決めましょう。

本記事では、自宅で取り入れたい高齢者の一日の過ごし方をまとめました。何もすることがないがダメな理由や老人ホームでの生活との違いもわかるので、参考にしてください。

なお、いいケアネットでは、老人ホーム探しに関する入居無料相談を受け付けています。施設を選ぶ基準や退院後すぐに入れる施設などがわからずお悩みの方は、ぜひご相談ください。

自宅にいるときに取り入れたい高齢者の一日の過ごし方

高齢者の一日の過ごし方 自宅

自宅にいるときに取り入れたい高齢者の一日過ごし方は、以下の5つです。

  • 趣味の時間を設ける
  • 友人や家族と話す
  • 自宅内で軽い運動を実施する
  • バランスの良い食事をとる
  • 脳トレゲームをする

一日何をして過ごせばよいかわからずお悩みの方は、参考にしてください。

この記事は「コンテンツポリシー」に沿って執筆しています。
目次

趣味の時間を設ける

手先を使ったり頭を使ったりと、趣味は脳が活性化されるため認知症予防に効果的です。趣味の時間を設けることで、1日の中に目標が生まれ、毎日の充実度を高められます。

自宅でも取り入れられる趣味は、以下の通りです。

  • 映画鑑賞
  • 読書
  • 手芸
  • 料理
  • 囲碁・将棋
  • 園芸

高齢者が趣味を探す際は、体力面や経済面を考慮したうえで決めましょう。体力的にきついと感じる趣味の場合、長続きするのが難しくなります。

また、ランニングコストがかかる趣味は、家計を圧迫させてしまう可能性があります。長期継続できるよう、無理のない範囲でできる趣味を見つけるのがポイントです。

友人や家族と話す

人と会話は、認知機能の維持や向上効果が期待できます。高齢に伴い、人と会う機会が減ってしまい、脳への刺激が少なくなってしまいがちです。

会話をはじめとするコミュニケーションは、思考や感情に刺激を与えられるため、脳の活性化につながります。直接会って話すだけでなく、電話やメールを活用するのもおすすめです。

メールでのやり取りは、文字を考え打つ必要があるため、思考力強化につながります。人とのつながりは、心身を健やかにする効果もあり、健康に良い影響をもたらします。

自宅内で軽い運動を実施する

自宅内で簡単にできる運動を取り入れることで、活動量を高めて体力の低下を防げます。運動不足が続くと、健康に影響を及ぼすだけでなく、フレイルが懸念されます。

フレイルとは、加齢に伴い体力や気力が弱ってしまう状態です。健康のためにも、自宅内でもできる軽い運動を取り入れるのが重要といえます。

自宅でできる運動例は、以下の通りです。

  • ラジオ体操
  • ストレッチ
  • スクワット
  • つま先上げ
  • グーパー運動 など

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023高齢者版」によると、高齢者は筋力・バランス・柔軟性など多要素な運動を週3日以上行うよう推奨されています。無理のない範囲で、自宅でもできる運動を取り入れましょう。

参考:厚生労働省|高齢者版

バランスの良い食事をとる

高齢者が自宅で一日過ごすうえで、食生活は大切です。認知症予防には脳の健康を維持するのが重要なため、バランスの良い食生活を心がける必要があります。

乱れた食生活は生活習慣病のリスクを高め、結果として認知症を発症させる要因になります。認知症を予防に効果的な食べものは、以下の通りです。

  • DHAやEPAが豊富に含まれている青魚
  • 葉酸の含有量が多い緑黄色野菜や果物
  • クロロゲン酸やポリフェノールが含まれている飲み物
  • レシチンが豊富な大豆製品
  • 飽和脂肪酸を含むオリーブオイル など

食事をする際は、カロリーの摂りすぎや塩分過多にも注意しましょう。

脳トレゲームをする

脳トレゲームは脳の働きを活性化する働きがあるため、認知機能向上の効果が期待できます。スマートフォンやパソコンを使って手軽にできる脳トレゲームは多く、自宅にいながら認知症予防が可能です。

また、脳トレゲームは、じゃんけんや計算問題などルールが簡単なものばかりのため、気軽にはじめやすいメリットがあります。

無料ではじめられるゲームも多く、一日の過ごし方に脳トレゲームの時間を設けるのも認知症予防としておすすめです。

高齢者向けおすすめの脳トレアプリについては、以下で詳しく解説しています。

関連記事:物忘れ・認知症予防トレーニングアプリ13選!中高年向け無料ゲームを紹介

高齢者の「何もすることがない」が身体に良くない理由

高齢者 何もすることがない

自宅で一日過ごす高齢者の中には、何もすることがなくぼーっと過ごす方もいます。何もすることがない生活が続くと、心身の不調をきたす可能性があるため注意が必要です。

ここでは、何もせず過ごす生活が身体に良くない理由をまとめました。

  • 生活リズムが乱れる
  • 人との関わりが減る
  • 意欲を失いがちになる

以下で解説するので、参考にしてください。

生活リズムが乱れる

高齢者が「何もすることがない」と言って一日中自宅に引きこもっていると、生活リズムが乱れてしまう可能性があります。起伏のない生活は、脳の活動を低下させ、認知症を発症させる要因となります。

また、何もすることがないと日中昼寝をして昼夜逆転するなど、規則正しい生活から遠のいてしまうため注意が必要です。脳への刺激不足は認知症の進行を早める原因になるため、高齢者は一日の過ごし方を決めておきましょう。

人との関わりが減る

何もすることがない状態は、人との関わりを減らしてしまう原因になります。自宅で過ごしている時間が増える分、社会交流は減ってしまいます。

社会交流が減ってしまうと、孤独を感じて抑うつ状態になり、認知症の発症や脳を衰退させる可能性があるため注意が必要です。

特に、友人や近所との付き合いが少ない方は人と会話をする機会が減ってしまい、社会的孤独を感じやすくなります。人との交流は、心の安定を保つために重要な要素です。

意欲を失いがちになる

何もすることがない日々が続くと、意欲を失いがちになります。意欲を失っていくと、次第に生きる活力も湧いてこなくなるため、心身の不調をきたす可能性があります。

状況を放置し続けた場合、自分への関心も薄れてしまい、鬱症状につながるケースも少なくありません。

物事に対して完全に意欲を失ってしまうと健康リスクが生じるため、何もすることがないという状況を放置せず生きる楽しみを見つける必要があります。

健康維持に役立つ高齢者の過ごし方

高齢者 健康維持 過ごし方

健康維持に役立つ高齢者の過ごし方は、以下の3つです。

  • 生活リズムを整える
  • 散歩をする
  • 社会とのつながりを持つ

認知症や抑うつ予防法を紹介するので、参考にしてください。

生活リズムを整える

健康維持には、生活リズムを整えるのが大切です。生活リズムの乱れは、認知症リスクや抑うつを引き起こす原因になります。

認知症を引き起こさないためにも、朝起きて夜に就寝したり、バランスの良い食事をとったりと規則正しい生活を送るのが大切です。

何もすることがない生活を送らないよう、自宅における一日の過ごし方を考えるのが健康を維持するうえで重要なポイントになります。一日の過ごし方を考える際は、無理のない範囲で取り組める日課を作りましょう。

散歩をする

健康維持には、散歩を取り入れるのが効果的です。散歩をすると、以下の効果が期待できます。

  • 体力の向上
  • 運動不足の解消
  • 血行促進
  • ストレス解消
  • 認知症予防
  • 社会とのコミュニケーション増加

散歩には認知症予防だけでなく、体力向上や血行促進など健康維持に役立つメリットが豊富です。なお、高齢者は毎日6000歩以上散歩するのが推奨されています。

6000歩歩くのが難しい場合は、少しでも身体を動かしていくと次第に体力がついて長い距離を歩けるようになる可能性があります。

参考:厚生労働省|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023高齢者版

社会とつながりを持つ

高齢者が社会とつながりを持つと生活への充実度を高められ、健康維持に役立ちます。人と会話をするには、言葉を理解し、相手の気持ちを想像したうえで適切な言葉を選ぶ必要があるためです。

思考力や感情などが刺激され、脳の活性化につながる点が社会とのつながりを持つメリットになります。社会とのつながりを持てるよう、家族や近所、友人と積極的にコミュニケーションをとる機会を設けるのが大切です。

また、地域のグループ活動に参加するのも社会とのつながりを持つ方法になります。人との交流により、生活の充実度を高めるのが健康促進につながります。

自宅との違い|老人ホームでの一日の過ごし方

老人ホーム 過ごし方

老人ホームでの生活といっても、基本的な部分は自宅での過ごし方と変わらないよう配慮されています。

ここでは、老人ホームでの一日の過ごし方を紹介します。自宅での生活とどのような違いがあるのか知りたい方は参考にしてください。

午前

起床後は朝食の時間に間に合うように、顔を洗ったり着替えをしたりと朝の支度が始まります。できることは自分で支度をしてもらい、難しい部分は職員がお手伝いします。

朝食後は利用者同士で歓談したり、テレビを観たりと自由に過ごす時間です。部屋でゆっくり過ごしても問題ないため、体調や気分に合わせて自分の時間を楽しみましょう。

また、午前の入浴になっている方は、職員介助のもと入浴します。

お昼まで時間があるときは、職員と一緒にラジオ体操やレクリエーションを楽しみます。

午後

利用者全員でテレビを観ながら昼食を食べたあとは、部屋でゆっくり休まれる方が多い傾向です。

また、食後しばらくすると午後の入浴も始まります。

施設によって異なりますが、午後からは一般的にレクリエーションや季節のイベントなどを行い、利用者で楽しむ場合もあります。

15時になると、お菓子とお茶で歓談できる老人ホームもあります。

夕食を食べたあとは、職員介助のもと就寝の準備です。

夜間

老人ホームでは、自分の好きなタイミングで就寝します。就寝時間は定時で職員が巡視し、異常がないか確認します。

もちろん、トイレ誘導やオムツ交換といった排せつ介助も24時間体制です。

老人ホームに入所して間もない時期ではホームシックがみられるケースもあるため、眠れないときには傾聴や見守りといった対応もしています。

老人ホームに関するよくある質問

お風呂は毎日入れる?

ほとんどの老人ホームでは、毎日の入浴に対応できないのが現状です。しかし、週2回以上は入浴できるようにスケジュールを組んでいます。

また、夜間は最低限の職員しか配置されていないため、入浴の時間は午前から午後で行われます。

立てない方や寝たきりの方は、座ったまま・寝たままで入れる機械浴があるため安全に入浴可能です。

食事はどんなものが食べられる?

老人ホームでは、栄養バランスを考えた健康的な食事が提供されます。

食事は、塩分量が管理されているため、人によっては物足りなさを感じる場合があります。

また、老人ホームでは大人数の食事を準備・配膳する必要があり、利用者が食べる前に冷めてしまうケースも少なくありません。

また、アレルギーがあったり苦手だったりして、食べられないものがある場合でも代替メニューの提供が可能です。

食べづらい方には、食事形態の工夫もしています。

慣れないうちは自宅の味を恋しく感じる場合もありますが、老人ホームでは味付けや食べやすさなどを客観的にチェックするため職員による検食が行われています。

老人ホームの食事がまずいといわれる理由については、以下で詳しく解説しています。

関連記事:老人ホームの食事がまずいといわれる理由は?施設の選び方や献立例も紹介

自分でトイレに行けない人は?

トイレへ行きたいときは職員に声をかければ、連れて行ってくれます。

声をかけられない方やトイレに間に合わないことが多い方には、定時で職員から声掛けをしたりトイレに誘導したりといった対応をしています。

排せつは人間が生きるのに重要な機能となるため、個々に適した方法で、適切にトイレができるよう支援しているのが老人ホームの特徴です。

もちろん、立てない方は定時でオムツやパットを交換して、清潔保持に努めています。また、常にお通じのチェックもしているため健康管理も万全です。

レクリエーションでは何をする?

老人ホームでは施設の生活がマンネリ化しないよう、定期的にレクリエーションやイベントが開催されます。

老人ホームによっては『行事委員会』を設置して、職員で話し合ってイベントを企画しています。

主なレクリエーション例は、以下の通りです。

  • 花見やクリスマス会など季節を感じるイベント
  • お菓子作りやたこ焼きパーティーなどのお料理レクリエーション
  • 囲碁や将棋、書道などのクラブ活動
  • 自由時間

レクリエーションの実施は、利用者同士のコミュニケーションが増えるだけでなく、生活の質向上が期待できます。

特養のレクリエーションネタについては、以下で詳しく解説しています。

関連記事:特養(特別養護老人ホーム)のレクリエーションネタ大全|目的別で紹介

サポート体制はどうなっている?

老人ホームでは、介護職と医療職が連携して24時間見守りをしています。

ほとんどの介護職員は救命講習を受けており、喀痰吸引(かくたんきゅういん)や経管栄養といった一部の医行為が許可された介護福祉士もいるため、急変時でも的確に対応できます。

なお、いいケアネットでは、老人ホーム探しに関する入居無料相談を受け付けています。施設を選ぶ基準や退院後すぐに入れる施設などがわからずお悩みの方は、ぜひご相談ください。

高齢者の一日の過ごし方を参考に自宅でもメリハリのある生活を【まとめ】

高齢者の一日の過ごし方 自宅

高齢者が自宅で一日を過ごす際は、趣味の時間を設けたり軽い運動を実施したりと、脳を活性化させる習慣を取り入れるのが大切です。何もすることがないといって、一日ぼーっと過ごしてしまうと生活リズムが乱れて意欲を失いがちになります。

認知症や抑うつを引き起こす可能性があるため、健康維持として規則正しい生活リズムや散歩などを行いましょう。また、自宅と異なり、老人ホームでは毎日生活リズムがきまっています。

軽い運動や人とコミュニケーションをとる機会もあり、脳の活性化に役立ちます。

老人ホームで定期的に開催されるレクリエーションやイベントは、団体生活ならではの楽しみです。

自宅で何もせず過ごしている場合は、老人ホームへの入所を検討するのもおすすめです。

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この記事の監修者

いいケアネット事務局

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