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【老人ホームのレクリエーション】簡単にできるネタ紹介や目的と種類

 

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老人ホームの入居を考えている方は、入居後の暮らしがどのようなものか気になりませんか?

 

老人ホームは、食事や睡眠などの日常生活を送るだけの施設ではありません。

余暇を娯楽などで過ごすレクリエーションも充実しています。

 

「老人ホームのレクリエーションって何をするの?」

 

レクリエーションの内容は老人ホームによって異なりますが、一般的には、トランプやビンゴなどのゲームや、お菓子作り、家庭菜園などを行っています。

 

他にも、ここでは書ききれない程、レクリエーションの種類は多岐に渡っています。

 

この記事では、実際に老人ホームで行われているレクリエーションの内容について説明していきます。

 

実際の老人ホームのネタを写真付きでも紹介しているので、

「老人ホームのレクリエーションのネタが思いつかない…」

と、お悩みのレクリエーション担当職員の方にも、お役に立つかもしれません。

 

その他にも、レクリエーションの種類や目的などについても説明していますので、老人ホームの入居を考えている方も、介護施設の職員の方も、参考にしてみてくださいね。

 

実際の老人ホームで行われているレクリエーションの内容は?

 

具体的にどのようなレクリエーションを実施しているか知りたいですよね。

まずは大阪にある老人ホームで行われているレクリエーションを覗いてみましょう。

 

 

目次

老人ホームの年間行事予定と月間スケジュール

 

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画像提供:レガート堺東山

 

大阪のとある老人ホームでは、一年間のスケジュールが以下のようになっています。

 

1月 新年パーティー 7月 七夕祭り
2月 節分・豆まき 8月 季節行事
3月 ひな祭り、お茶会 9月 敬老の日
4月 お花見 10月 運動会
5月 母の日 11月 作品展
6月 父の日 12月 クリスマス会

 

多くの老人ホームと同じように、こちらの老人ホームでも、一年を通して四季折々のイベントを実施しています。

 

さらに、こちらの老人ホームでは日々内容を変え、多彩なレクリエーションを行っています。

 

・DVD鑑賞会

・ビンゴゲーム

・ゲーム

・脳トレ

・カラオケ

 

…などなど、行事がない日でも、これらのような娯楽を毎日楽しむことができます。

 

では、具体的にどのようなゲームを行っているか見てみましょう。

 

 

老人ホームのレクリエーション 「風船を使った的当てゲーム」

 

最初にご紹介するのは、お手軽にできる「風船を使用した的当てゲーム」です。

 

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画像提供:レガート堺東山

 

お手玉に風船を結んだものを的に投げて、点数を競い合います。

 

用意するものは、お手玉、風船、たこ糸や毛糸、画用紙、油性ペン、はさみの6点だけ。

 

画用紙に得点となる数字を書いて床に並べ、たこ糸で風船をお手玉に結ぶだけで準備完了です。

あとは、決められた場所から一人ずつお手玉を、的の上に乗せるように投げていきます。

 

的にお手玉を乗せることができた人の中から、点数の高い人が勝ちです。

個人戦はもちろん、チームで競っても盛り上がりますよ。

 

 

老人ホームのレクリエーション 「足で行うトントン相撲」

 

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画像提供:レガート堺東山

 

懐かしい「トントン相撲」を、手ではなく足で行うという意外性のあるゲームを紹介します。

 

ダンボールを用意し、その上に紙で作った土俵と力士を乗せます。

そして、足をダンボールに乗せて、トントン、トントン、と叩きます。

 

高齢者の方々も、昔の遊びを思い出しながら新感覚でできるので、白熱しますよ。

 

番付や四股名を考えて、本格的な相撲のように工夫してみるのも楽しいかもしれません。

 

昔遊んでいた遊びをレクリエーションで再現することで、子どもの頃の記憶や感情を思い出せ、より気持ちも盛り上がります。

 

 

老人ホームのレクリエーション 「金魚すくい」「お茶会」「落語鑑賞」

 

①と②では、ゲームを紹介しましたが、次は、ゲーム以外のレクリエーションを紹介していきます。

 

・金魚すくい

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画像提供:レガート堺東山

 

金魚すくいというと、準備が大変そうに感じますが、ビニールプールがあれば、どこでも簡単にできます。

もちろん本物の金魚ではありませんが、金魚すくい用のポイを使えば、金魚の人形でもお祭りや縁日の楽しい雰囲気が味わえますよ。

 

・お茶会

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画像提供:レガート堺東山

 

お茶会といっても、ただお茶を飲むだけでなく、実際にお茶を点てて飲むというのも、レクリエーションになります。

 

自分で点てたお茶とお菓子をいただきながら談笑すれば、みんな笑顔にもなれます。

 

写真では、屋外で机や椅子を設置して実施していますが、和室がある老人ホームなら、静かで本格的なムードになるでしょう。

 

・落語鑑賞

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画像提供:レガート堺東山

 

落語家の方をお招きして、落語を鑑賞できる老人ホームも多くあります。

 

テレビとは違い、間近に生で落語が聴けるのは、高齢者の方々にとってもいい刺激になりますよ。

 

実際の老人ホームではどのようなレクリエーションを行っているかわかったところで、次は、レクリエーションの種類とその目的について説明していきます。

 

 

 

 

老人ホームのレクリエーションの種類は何があるの?レクリエーションをする目的は?

 

これまで紹介したゲームをはじめとするレクリエーション以外にも、まだまだバリエーションは豊富にあります。

 

そして、実は老人ホームのレクリエーションは、ただ単にみんなで遊ぶためだけで行っているのではありません。

 

老人ホームのレクリエーションは大きく分けると「脳を使う」「身体を動かす」「指先を動かす」「リラックスする」の4種類になります。

 

それぞれの具体的な内容を見てみましょう。

 

 

老人ホームでできる脳を使うレクリエーション

 

脳を使うレクリエーションとして代表的なものは以下の通りです。

 

・クイズ

・しりとり

・言葉遊び(なぞなぞなど)

・かるた、百人一首

・計算問題

・トランプ

など

 

いわゆる「脳トレ」として、高齢者の方の脳を活性化させることに役立ちます。

 

 

老人ホームでできる身体を動かすレクリエーション

 

身体を動かすレクリエーションとして代表的なものは以下の通りです。

 

・体操(ラジオ体操など)

・ジェスチャーゲーム

など

 

介護が必要な方もそうでない方も、適度に体を動かすことは健康や機能を維持するために効果的です。

レクリエーションにリハビリ運動を取り入れている老人ホームもあります。

 

 

老人ホームでできる指先を動かすレクリエーション

 

指先を動かすレクリエーションとして代表的なものは以下の通りです。

 

・料理(お菓子作りなど)

・家庭菜園

・工作、絵画

・手芸(編み物など)

・書道

・俳句

・ジェンガ

など

 

手先を動かすことでも、脳の活性化を促すことができます。

また、高齢者の方が新たな趣味を見つけられる機会にもなり、毎日の暮らしがより豊かになります。

 

 

老人ホームでできるリラックスするためのレクリエーション

 

リラックスするためのレクリエーションとして代表的なものは以下の通りです。

 

・カラオケ

・合唱

・アロマテラピー

・読書会

など

 

脳や身体のためでなく、ストレスを発散させ、リラックスするためのレクリエーションもあります。

 

ここまで見てわかるように、レクリエーションは、ただ遊びを楽しむためだけのものではありません。

脳の活性化や身体機能の維持などの意義もあり、心身の健康にも一役買っています。

 

 

老人ホームでレクリエーションをする目的「他者とのコミュニケーション」

 

老人ホームでレクリエーションをする目的は、娯楽を楽しみ暮らしを充実させるため、脳の活性化や身体機能の向上のため、リラックス効果のためとこれまで説明してきました。

 

ですが、他にも目的はあります。

 

それは、コミュニケーションを通じて他者と触れ合うことです。

 

老人ホームのレクリエーションがあることで、同じ老人ホームで生活している高齢者の方や職員、地域の方々や外部講師など様々な人と触れ合えることができます。

 

多くの仲間たちと楽しい時間を過ごすことは、誰にとっても大切なこと。

 

コミュニケーションを通じ、社会の中での自分の存在を見出すことで、生きがいを感じられるようになります。

一人暮らしの高齢者が陥ってしまいやすい、「老人性うつ」や「引きこもり」などを避けられることもあります。

 

 

 

 

まとめ:老人ホームのレクリエーションは生活の質(QOL)向上のために必要

 

老人ホームのレクリエーションの内容を知って、どう感じましたか?

 

「意外と楽しそう!」

 

そう思いませんでしたか?

 

老人ホームの職員は、入居者様の生活を支援するだけではなく、毎日の生活が飽きないよう工夫を凝らしています。

 

老後、老人ホームに入居することは、ただ余生を過ごすのではありません。

 

たくさんの楽しみがあり、多くの仲間と触れ合えるという喜びが待っています。

 

そして、レクリエーションには、脳の活性化、身体機能の維持、リラックス効果があり、生活の質(QOL)を向上させ、健康で明るい老後を過ごすことができるのです。

 

老人ホームの入居を考えている方は、ぜひレクリエーションに注目して、レクリエーションに力を入れている老人ホームを探してみてくださいね。

 

まずは、「施設を探す」ページでご希望の条件を選び、当てはまる老人ホームがあるか検索してみましょう。

 

お急ぎやお困りの場合は、お電話(0120-577-889)でも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

いいケアネット事務局

突然倒れた、転んで頭を打ったなど、ご自身やご家族の介護を身近に感じるきっかけはそれぞれです。 いいケアネットでは、いざという時のために役立つ介護の知識や介護施設についてご紹介します。

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