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デイサービスの送迎における料金体系|利用条件やサービス内容を解説

デイサービスを利用する際に、送迎が必要になると思っている方は多いのではないでしょうか。

実は、デイサービスは多くの場合、スタッフが自宅と施設を送迎してくれます。ここで気になるのが、送迎の費用や利用条件です。

そこで今回は、デイサービスの送迎について、費用や利用条件など気になるポイントについて詳しく解説します。デイサービスの送迎の利用を検討中の方は参考にしてみてください。

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デイサービスの送迎の料金体系

デイサービスの送迎料金は、基本的にサービス料金に含まれており、追加の費用は発生しません。送迎を利用しない場合は、料金が割引される仕組みになっています。

送迎を利用しない場合、利用施設の料金から片道47単位が減額されます。(参考1)1単位あたりの金額は地域によって異なりますが、およそ10円程度です。たとえば、家族が送迎を行う場合、1往復あたりの減額金額は以下のとおりです。

  • 自己負担が1割の場合:94円
  • 自己負担が2割の場合:188円
  • 自己負担が3割の場合:282円
    ※1単位10円で計算

送迎サービスの利用有無によって、料金が変動します。家族の送迎が可能な場合は、費用面も考慮しながら検討していくと良いでしょう。

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デイサービスの送迎における利用条件

送迎の料金体系を把握した次に確認すべきなのは、利用条件です。ここでは、デイサービスの送迎における利用条件を以下の3つの観点から解説します。

  • 送迎の距離
  • 送迎の範囲
  • 送迎の時間

それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。

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目次

送迎の距離

デイサービスの送迎は、片道30〜40分ほどの距離であれば一般的に利用可能です。

具体的な送迎距離は施設によって異なるため、事前に確認しましょう。なお、施設ごとに行政へ届出をしているため、無理をいって範囲外の自宅まで送迎してもらうことはできません。

範囲外からデイサービスに通うのであれば、家族が送迎するかタクシーを利用する必要があります。介助が必要であれば、家族が送迎するほか選択肢がなくなるでしょう。

送迎の範囲

送迎の範囲は、基本的に施設から自宅までです。

具体的には「安全な状態が認められる場所まで」なので、スタッフが自宅の居間やベッドまで付き添う場合もあります。

ただし送迎範囲を「自宅玄関まで」と限定している施設もあるため、事前の確認が必要です。

病院に通院している場合、施設から病院への送迎が認められるケースもあります。送迎の範囲は各施設で異なるため、病院と施設の間の送迎を頼みたい方は施設に相談してみてください。

送迎の時間

原則、デイサービスの開始時間と終了時間に合わせて送迎時間は設定されます。しかし、家族の仕事や都合により送迎時間の調整をしてくれる施設もあります。

送迎にかかる時間は、自宅から施設へ直接向かうよりも乗車時間が長くなるのが一般的です。他の利用者も同乗し、複数の場所を経由する必要があるためです。

利用者数が多いデイサービスは、1回の送迎の乗車時間が長くなりすぎないように複数台で自宅を回る場合があります。

デイサービスの送迎における料金体系を把握した上で利用しよう【まとめ】

デイサービスは送迎がサービスに含まれており、追加料金はかかりません。

送迎を利用しない場合料金が割り引かれますが、往復で100円程度~と、公共交通機関を利用するよりも割安です。また、家族が送迎すると負担が増大してしまうため、やはりデイサービスの送迎を利用した方がよいでしょう。

送迎サービスの利用条件やルールは施設ごとに異なるため、よく理解してから利用を検討してみてください。

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デイサービスの送迎に関するよくある質問

最後にデイサービスの送迎に関するよくある質問と回答をまとめます。気になる質問の項目があればチェックして、理解を深めてみてください。

送迎に使用する車の特徴は?

デイサービスの送迎に利用する車は、ワンボックスが一般的です。車椅子のまま乗り降りできる福祉車両や、リフト付きの特殊車両などが用意されている施設もあります。

家族が送迎してもいい?

デイサービスでは、家族の送迎も可能です。また、介護タクシーを含む送迎サービスを利用しても問題ありません。ただし、デイサービスの駐車場が混雑するリスクを避けるために、送迎の時間をずらすように求められる場合があります。

出発時と帰宅時に家族不在でもいいの?

デイサービスの送迎時に家族が不在でも対応できるかどうかは、施設の方針によって異なります。

家族がいなくても送迎可能な施設もありますが、ご本人の健康状態や障害の程度によっては、家族の立ち合いを求める場合もあります。

送迎時に起こりうるトラブルは?

安全管理が十分でない場合、以下のようなトラブルが起こる恐れがあります。

  • 利用者の置き去り
  • 交通事故によるけが
  • 運転手の交通ルール違反
  • 送迎中の転倒・車からの転落の発生

高齢ドライバーを配属している施設や安全確認の体制が不十分な施設は、トラブル発生のリスクが高まります。施設選びの際は、送迎時の安全管理レベルもチェックしておきましょう。

送迎車はどこに駐車する?

送迎車は基本的に自宅の前に駐車します。

しかし、自宅前の道が狭い場合や、車通りが多く渋滞の発生が起こりうる場合は少し離れたところに停める場合もあります。

車を出し入れするタイミングが近所の方と重なる場合は、事前に時間を伝えて挨拶を済ませておくとトラブルが起こりにくくなるでしょう。

自宅以外の場所への送迎も可能?

原則、自宅以外への送迎はできません。しかし、通っている病院ヘの送迎を許可している施設もあるので、詳しくは施設に直接確認してみてください。

道順は指定できる?

送迎ルートは指定できません。他の利用者の送迎を踏まえ、最適なルートを定めます。

監修者

一般社団法人全国介護事業者連盟 理事長会

斉藤 正行

一般社団法人全国介護事業者連盟理事長。立命館大学卒業後、複数の介護関連企業で要職を歴任し、日本介護ベンチャーコンサルティンググループを設立。講演活動やメディア出演も多数。

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この記事の監修者

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