Aさん(85歳男性、要介護3)は娘様夫婦の近くに住んでいました。
週3回デイサービスに行くのが日課で、特にカラオケが大好きでいつも一番に歌っていたそうです。
ある日、Aさんがお味噌汁を作ろうとしたら手に力が入らなくなりお鍋をひっくり返してしまい、手や足に火傷を負ってしまいました。
足腰も不自由だったためすぐに冷やす処置をすることが出来ず動けずにいました。たまたま午後からヘルパーさんが来ることになっていたため、病院に連れて行ってもらったそうです。
その後、Aさんは夜間に転倒して一人で動けなくなることが多くなっていきました。
近くに住んでいる娘様夫婦も心配して頻繁に見に来ていましたがやはり限界を感じていたようです。
ある日、ケアマネージャーさんの薦めもあり、施設を検討することになり当社へご連絡頂きました。
カラオケの充実した施設へ!
Aさんはまだまだ一人で生活出来ると言われていましたが、さすがに夜間が不安になりようやく施設見学にはご同意頂きました。
家から近いところからいくつか見学をしていきましたがAさんは日当たりや部屋の広さ、施設の雰囲気などとても細かくなかなか気に入られませんでした。
ところが、最後に見た施設のレクリエーションが充実しており大好きなカラオケの回数が多かったのでとても気に入られたようです。
Aさんが施設に入ることをずっと拒否されていたのでご家族様も心配されていましたが、Aさんの気が変わらない間に入居を進めようと施設の方の協力もあって最短の1週間でご入居が決まりました。
介護疲れで体調が優れなかった娘様も今ではすっかり元気になり週に1度は会いに行っているそうです。
この記事の監修者
いいケアネット事務局
突然倒れた、転んで頭を打ったなど、ご自身やご家族の介護を身近に感じるきっかけはそれぞれです。 いいケアネットでは、いざという時のために役立つ介護の知識や介護施設についてご紹介します。