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介護施設の職員は喫煙できる?入居者の喫煙可否も紹介

「介護施設の職員は、施設で喫煙できる?」「喫煙者による臭いや副流煙が気になる」

上記のように、家族が介護施設を利用するうえで、介護施設の喫煙事情が気になっている方もいるでしょう。

煙草による副流煙は、高齢者には大きな負担となり、呼吸器系の疾患を引き起こすリスクもあります。副流煙の影響がなくても、施設内の臭いや環境に不安を抱く方も少なくありません。

本記事では、介護施設の職員の喫煙事情を紹介します。介護施設で喫煙によるトラブルが不安な方がチェックすべきポイントも解説しています。介護施設の喫煙事情が気になる方は、ぜひご覧ください。

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介護施設では職員や利用者も原則禁煙とされている

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介護施設では、職員や利用者も原則禁煙とされています。ただし、施設によって禁煙範囲が異なります。敷地内禁煙と屋内禁煙の施設の違いを理解しておきましょう。

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目次

原則敷地内禁煙の施設

健康増進法によって「第一種施設」と呼ばれる施設は、原則敷地内禁煙とされています。

第一種施設は、介護老人保健施設と介護医療院が該当します。子どもや患者が利用者となる学校や病院、行政機関等の施設なども第一種施設です。

第一種施設で喫煙するには、受動喫煙を防止するために必要な条件をクリアした場所のみ、喫煙所を設置できます。施設の屋外かつ、利用者が通常立ち入らない場所に設置するなど、以下の条件が設けられています。

  • 第一種施設の屋外である
  • 禁煙場所と明確に区画されている
  • 喫煙所である旨が記載れた標識が立てられている
  • 施設の利用者が立ち入らない場所に設置する

厳しい条件をクリアしないと、第一種施設では、喫煙所を設置できない点に留意しておきましょう。

参考:第一種施設(医療機関、施術所、学校等)について|受動喫煙防止対策|東京都多摩府中保健所

原則屋内禁煙の施設

第二種施設は、原則屋内禁煙とされています。

介護老人保健施設と介護医療院以外の介護施設は、第二種施設に分類されます。原則屋内禁煙ですが、条件をクリアすれば、屋外だけでなく屋内にも喫煙所の設置が可能です。屋内に喫煙所を設置するための条件は、以下があげられます。

  • 煙草の煙が漏れないよう壁や天井で区画する
  • 煙草の煙を外に排出できる
  • 外から屋内に流入する気流が毎秒0.2メートル以上である

屋内に設置するには、厳しい条件をクリアする必要があります。ただし、室外に喫煙所を設置する場合は、人が集まる場所から遠ざけ、近隣に迷惑がかからない場所など条件は、さほど厳しくありません。

参考:第二種施設(飲食店以外)について|受動喫煙防止対策|東京都多摩府中保健所

介護施設で喫煙によるトラブルが不安な方がチェックすべきポイント

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介護施設は、原則喫煙の施設が多いですが、なかには喫煙できる施設もあります。喫煙によるトラブルが不安な方は、入居前に分煙の有無や臭い対策などを確認しておくのがおすすめです。

ここからは、介護施設で喫煙によるトラブルが不安な方がチェックすべきポイントを2つ紹介します。

喫煙所を設置して分煙しているか

介護施設で職員の喫煙によるトラブルが不安な方は、喫煙所を設置して分煙しているかチェックしましょう。介護施設は、高齢者が生活する場であり、呼吸器系の病気や、免疫力が落ちている方もいるため、十分に受動喫煙対策をしなくてはなりません。

原則屋内のみ禁煙の施設を選ぶ際は、施設の建物やエントランスなどから離れた場所に喫煙所が設置されているかチェックしましょう。

利用者が利用する庭や休憩スペースの近くに喫煙所がある場合は、煙の影響を受けたり、臭いがしたりする可能性があるため、生活スペースから十分に離れているか確認しておくのがおすすめです。

臭いへのケアをおこなっているか

煙草の臭いケアもチェックしておきたい部分です。人によっては、煙草の臭いだけで具合が悪くなる方もいます。しっかりと分煙されている施設であっても、職員の煙草の臭いが気になるケースもあります。

煙草の臭いは、服や髪の毛はもちろん、口臭の原因にもなるため、臭いケアをおこなっているか確認してみましょう。

喫煙後は、服に消臭スプレーをかけたり、歯を磨いたりなど、臭い対策にはさまざまな方法があります。施設によっては、臭いの少ない電子タバコのみ許可しているケースもあるため、施設見学時や電話にて確認しておきましょう。

入居者は介護施設で喫煙できる?

介護施設 喫煙

介護施設の喫煙事情が気になっている方のなかには「入居者は介護施設で喫煙できるのか」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。原則、介護施設では禁煙とされていますが、全ての施設が喫煙できないわけではありません。

ここからは、入居者の介護施設内での喫煙事情を紹介します。

入居者が喫煙できる介護施設は少ない

入居者が喫煙できる介護施設は存在するものの、数としては少ない傾向にあります。日本禁煙学会による「京都府下の高齢者介護施設のタバコに関する実態調査(2018年)」では、喫煙できる介護施設の調査が行われました。

参考:日本禁煙学会「京都府下の高齢者介護施設のタバコに関する実態調査(2018年)」

基本的に喫煙できる施設は少ない傾向にあります。ケアハウスや特別養護老人ホーム(特養)などでは、隔離喫煙所と条件付きで喫煙可能としています。

なかでも、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅(サ高住)では、居室内で喫煙できる施設はいくつかあり、喫煙に関するルールが緩やかなのが特徴です。

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喫煙できる施設でも制限がある

喫煙を許可している施設でも、好きな時間や場所で煙草を吸えるわけではありません。

制限は施設によって異なりますが、主に場所や本数が決められています。介護施設の喫煙に関する制限を見ていきましょう。

場所

多くの介護施設で、喫煙できる場所が決められています。他の入居者に迷惑がかからない場所にある喫煙所で喫煙を許可している介護施設が多い傾向にあります。

ほとんどの施設で居室内での喫煙は認めていません。居室内での喫煙を認めていない理由は、以下があげられます。

  • 共有スペースや隣室に煙草の臭いが漏れる
  • 部屋がヤニや灰で汚れる可能性がある
  • 煙草やライターによって火災が発生するリスクがある

居室内で煙草を吸うと、共有スペースである廊下や、隣室に煙草の臭いが漏れてしまいます。介護施設には、煙草の臭いが苦手な方もいるため、居室内での喫煙を禁止している施設が多い傾向にあります。

また煙草を消し忘れたり、ライターの火がベッドや衣服などに燃え移ったりすると火災が発生するリスクもあるため、介護施設で喫煙できる場所は制限されているのです。

本数

介護施設が喫煙を許可しているからといって、好きな時間に好きな本数を吸えるケースは少ない傾向にあります。

煙草は体にとって害になるため、入居者の健康状態によっては、医師から喫煙が禁止される可能性もあります。医師と介護施設の職員は、連携しているため、ドクターストップがかかれば喫煙できません。

さらに喫煙が許可されている場合でも、1人で動けない方は、職員の介助が必要です。職員に付き添ってもらい、喫煙所まで行かなくてはならない方は、喫煙できる時間も制限がかかる点に留意しておきましょう。

まとめ・介護施設や職員の喫煙ルールを理解して施設を選ぼう

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介護施設では、原則禁煙とされています。ただし、施設によって敷地内禁煙や、屋内禁煙などの条件が設けられています。

介護施設の職員が喫煙している点に不安を抱いている方は、しっかりと分煙をおこなっているか、臭い対策は十分かなど確認しましょう。

また、介護施設の利用者も原則禁煙としている施設が多い傾向にあります。喫煙できたとしても、場所や時間、本数などに制限が設けられています。利用者が自由に喫煙できる施設は少ない点に留意しておきましょう。

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この記事の監修者

いいケアネット事務局

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