高齢化社会である日本では、
高齢者の方が非常に増えており総人口のうち実に26.7%が65歳以上と言われています。(内閣府調べ2015年)
日本の総人口が1億2,711万人と言われているので、約3,000万人が高齢者ということですね。
それだけ多くの高齢者の方がいらっしゃればみなさん体調や考え方などは本当に千差万別。
介護サービスを受ける、受けないから、
受けるにしてもどのようなサービスを受ければいいのかなど考えることは本当にたくさんあります
今回はその中でも、
どのような方がデイサービスに向いているのか?
デイサービスを使う上でのメリットとデメリットとは?
についてお話いたします。
■デイサービスを使うメリット
・家族など介護者の方の負担を減らせる。
ご家族が介護なさる場合、
-日中は仕事に行かなければならないので、自宅にいる親のことが心配で仕事に集中しきることができない。
-24時間365日、1日中介護を続けることで心身ともに疲弊してしまう。
といった声を介護者の方から聞くことも少なくありません。
デイサービスを利用することで、
介護者の方の心身の負担を軽減することができ、より円満な家庭状況を形作ることができるといったメリットがあります。
・新たな趣味や生きがいの発見
高齢になり若いころと比べて体力が落ちてきたと感じられる高齢者の方も多くいらっしゃいます。
体力が少なくなると自ら進んで新しいことに取り組むのもなかなか億劫になるものです。
デイサービスでは、機能訓練も含めてさまざまな催しや取り組みに
自分一人ではなく仲間やスタッフとともに取り組んでいくことになります。
そのなかで、新しい出会いがあったり、新しい趣味に目覚めることもあります。
それにより、より活力のある充実したシニアライフを過ごすことができるようになります。
・事業所ごとに異なるデイサービス
デイサービスと一口に言っても事業所ごとに特徴があります。
例えば、リハビリをメインとしたデイサービスや趣味を楽しむデイサービス、足湯のあるデイサービスなど
デイサービスごとに特徴は千差万別です。
高齢者様ご自身が楽しんで参加できるデイサービスを選ぶことで生活をより豊かにすることができます。
・安心してお風呂に入ることができる。
デイサービスのお風呂は自宅のお風呂と違い、
手すりや何かあった際の緊急通報ボタンがついていることも多いです。
また、段差もなくフラットにつくられているので、安心して歩くことができます。
それに加え、介護サービスのプロスタッフが入浴をサポートしてくれるため、
不安なく入浴を楽しむことができます。
■デイサービスを使うデメリット
・費用負担があります。
自宅介護とは違い、プロによる介護サービスを受けることになるため、
やはり利用費は発生してきます。
要支援や要介護の度合いが高いほど、低い方より一回当たりのデイサービス利用費用は高くなります。
また、利用する回数に応じて金額も変わってきます。
ご家族様の介護負担やご利用者様の嗜好、デイサービス利用による費用など折り合いをつけて、
デイサービスを使うかどうかやデイサービスを利用する回数を考えていくようにしましょう。
・ご利用者様の精神負担になる場合があります。
デイサービスを利用するかどうか、利用者様ご本人の意思もしっかりと尊重するようにしましょう。
-ご家族に気を使って、なるべく自宅にいたいのに言い出せず、デイサービスを使うことがストレスになってしまうという方。
-スタッフや他の利用者との相性や関係など、何らかの問題でそのデイサービスが合わないという方。
-ご自宅にディサービスの送迎車が来るのが恥ずかしいと思われる方。
など、ご本人が利用に対して前向きでないといったケースもあります。
ご家族と話し合ったうえでデイサービスを変える、関係者同士の話し合いによって解決する、一般車で送迎可能なデイサービスへの変更などで解決することもあります。
デイサービスを続けるのかどうか、ご本人の意思をしっかりと尊重するようにしましょう。
■まとめ
介護は家族の問題であるとともに、ご高齢者様ご自身の人生そのものに関する問題です。
デイサービス利用には、様々なメリットやデメリットがあります。
様々な要素についてしっかりと考えたうえで、
ご家族様をはじめとする介護者の方、介護を受けるご本人様 それぞれにとってよりよい形を追求していくようにしましょう。
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この記事の監修者
いいケアネット事務局
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