YKK APは4月3日、介護リフォームにおいて、簡単に工事が行える「かんたん ドアリモ 室内折戸」を発売する。
ドアの開け閉めの際、立ち位置を移動する距離は大きく、体に負担のかかりがちである後ろ手などの動作が必要となり、特にトイレや出入りの頻度が多いドアは身体的機能の低下につながるという。
そのため、同社は間取りの都合上、引戸設置が困難なケースが多くみられることから開閉スペースが小さく、扉正面に立ったまま体をほとんど動かさずに開けたり、閉めたりが可能なリフォーム向けの折戸として、同製品を商品化した。
従来のドアに比べると、開閉スペースが約1/2と小さくなり、安全でスムーズな開け閉めが可能となっている。
特長としては、3つの“かんたん”ポイントがあり、①「かんたんスピード施行」は、既設枠の上からアタッチメントを取り付けるだけで、1時間~半日のかんたん施行、壁工事、内部造作不要で、枠はメーカー問わず対応可能。
②「かんたんシンプルプライス」は、同じデザイン、枠種なら、制作範囲内はすべて同一価格。
③「かんたん採寸・発注」は、既設枠の内法寸法を測るだけの簡単な採寸情報で見積もり、発注ができる。
また、枠のタイプは、四方アタッチメント枠、上下アタッチメント枠、直付下枠、埋込枠がある。
介護保険制度において、要介護者、要支援者が住宅改修をする際、改修費の9割相当(上限18万円)が支給される。その対象工事である「引き戸などへの扉の取り替え」に同商品は該当している。
この記事の監修者
いいケアネット事務局
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