政府はこのほど、一定より所得が高い高齢者が介護サービスを利用するときの自己負担を引き上げることなどを含めた、介護保険関連法改正案を閣議決定した。
介護サービスの自己負担は原則1割だが、15年8月に年収280万円(年金収入のみ)以上の単身者らを2割に引き上げたばかり。3割負担となる対象は、単身の場合は年収340万円(年金収入のみは344万円)以上、夫婦世帯は463万円以上を想定している。厚生労働省によれば、利用者全体の3%、約12万人が負担増になる見込み。
また、40~64歳の支払う介護保険料については、収入が高くなることに連動して負担が増える「総報酬割」を今年8月から徐々に導入して、平成32年度に全面的実施を目指す。
この記事の監修者
いいケアネット事務局
突然倒れた、転んで頭を打ったなど、ご自身やご家族の介護を身近に感じるきっかけはそれぞれです。 いいケアネットでは、いざという時のために役立つ介護の知識や介護施設についてご紹介します。