Y様は2017年12月現在、大阪市内の介護付き老人ホームにお住まいの85歳の女性です。
膠原病(こうげんびょう)を患っておられ、体の関節の腫れやこわばり、時には痛みを伴うこともあるようです。
Y様も左足が動かしづらく、数年前に転倒によるけがをされており、通常の生活の為にリハビリが必要な状況の中、約半年前にある老人ホームにご入居されました。
その際には一人息子のK様と一緒に老人ホームを探され、以下のようにこだわりのポイントをしっかり持たれていました。
- 毎日の十分なリハビリが受けられること
- 老人ホームの近所を散歩出来ること
- 多くの入居様と会話やイベントが楽しめること
- 食事を一から作っており美味しいこと
- 膠原病を詳しく理解している医者の訪問診療があること
などを考えられた上、いくつかの老人ホームのなかからの選定をされ、入居担当者とも面談の上ご入居され、新しい生活が始まっておられました。
ところがいざ老人ホームでの生活が始まると、たしかに食事は一から作られており十分に美味しいものでありましたが、リハビリは週に数回20分程度、またご入居者も20数名で介護度の高い方が多く、なかなかご入居者同士の会話もままならず、かなり孤独で日々淡々と暮らす生活を強いられておられました。
そこで現状の生活状況に対し、Y様は息子のK様に聞いていた環境とかなり違っており、このままでは元気になるどころか身も心も弱っていくのは時間の問題であることを、会われる度に訴えるようになりました。
見るに見かねた息子のK様は私どもに電話を下さり、こだわりのポイントをあらためて伝えてこられ、お母様が元気になり今後の人生を最も楽しめる、納得のいく老人ホームを早急に探す運びとなりました。
そしていくつもの老人ホームにこだわりのポイントをご説明し、候補を絞っていき、いくつか見学を重ねた末、とうとうY様の求めておられた、ピッタリとご要望を満たしてくれる老人ホームを見つけることが出来ました。
今では美味しい食事はもちろん、約一時間の毎日のリハビリと周辺の散歩をされ、新しいご友人も出来き、以前とは打って変わって元気に楽しく笑顔の絶えない、毎日をすごされています。
強く感じたのは、いかなるご高齢者の方々も老後の生活に対し夢とこだわりを持って、そこに向かい達成できるように、諦めずに追及する強い思いと、行動をして行くことが非常に大事だということです。
私共は、高齢者の方が笑顔でお過ごしいただける生活を見つけて頂けますよう、
ご相談者さまに寄り添いながら、納得のいく老人ホームをご紹介させていただきます。
この記事の監修者
いいケアネット事務局
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