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夜間せん妄とは?原因や認知症との違い・家族ができる対応を解説

「日中はおだやかなのに、夜がくると暴力的になる」
「夜に眠らずに、ぼんやりしている」

夜に突然様子が変わる状態は、夜間せん妄が疑われます。夜間せん妄は放置した場合、うつ病や認知症を発症するリスクもある危険な状態です。

この記事では、夜間せん妄の原因や家族ができる対応を紹介しています。

夜間せん妄の多くは、原因の究明と対応が早いほど回復も早い傾向があります。(文献1)接し方ひとつで、相手に安心感を与え、静かな夜を過ごせるようになるでしょう。

ご家族の様子に不安を感じる方は、ぜひご覧ください。

夜間せん妄とは「夜間に起こる軽度の意識障がい」

せん妄とは、脳の機能不全によって起こる軽度の意識障がいのことです。なかでも、夕方や夜に発生するせん妄を夜間せん妄と呼びます。(文献2

症状は認知症と似ていますが、せん妄は1日のなかで症状が激しく変動し、数時間で平静を取り戻す場合が多いものです。

夜は人の気配が少なくなり、明かりをつけないと周囲が見えにくくなります。環境の変化に不安や恐怖を感じ、せん妄の発生しやすい時間帯といえます。

夜間せん妄は、発症後すぐに適切な対応をとれば、解消されることの多い症状です。

夜間せん妄の主な症状

夜間せん妄は、発症の原因や周囲の状況によって現れる症状にも個人差があります。夜間に現れるせん妄の症状として多いのが、以下の4つです。

  • 興奮・暴力
  • 見当識障がい
  • 幻覚・妄想
  • 注意力の低下

それぞれ詳しく解説します。

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目次

興奮・暴力

夜間せん妄では、本来静かに眠っているはずの時間に、意識が興奮していることがあります。突然怒ったり、泣き出したりと感情が不安定になるのは、せん妄の症状です。

日中は穏やかな口調で話すのに、夜になると声を荒らげたり、暴力をふるってきたりする場合もあります。

夕方からソワソワして落ち着きがなくなる場合も多いです。せん妄状態のときの行動を覚えている人もいるため、本人にとっても恐怖や不安の大きい症状といえるでしょう。

見当識障がい

せん妄の症状のひとつに、見当識障がいがあります。見当識障がいとは、自分のいる場所や日時がわからなくなる状態のことです。

重症化した際には、家族や自分自身のことさえわからなくなるケースもあります。

思考が乱れ、目的もなく周囲を歩き回ったり、支離滅裂な言動が見られたりするのも、見当識障がいの特徴です。

とくに入院などでいつもとは違う場所にいる場合には、せん妄による見当識障がいが発生しやすくなります。

幻覚・妄想

せん妄の大きな症状として、幻覚や妄想を訴えることがあります。見えるはずのないものを見えると言ったり、いるはずのない人の存在を感じたりします。

「ものを盗まれた」や「カーテンの向こうから誰かが見ている」といった主張は、嘘をついているわけではなく、本人の中では真実だと思い込んで発せられるのが特徴です。

また、一貫性がなくつじつまの合わない話をすることも多いため、対応する際には相手の孤独感を強めないよう、否定しない姿勢が大切です。

注意力の低下

ぼんやりして意識がはっきりしないように見えるのも、せん妄状態のひとつです。(文献3

せん妄では注意力が低下し、新しい情報を処理できなくなる場合があります。考えがまとまらない様子や数分前の出来事が記憶にないといった状態も、せん妄の特徴です。

注意力の低下は目に見えにくいもの。元気がなくて眠そうにしていると思い込み、せん妄の発見が遅れることも少なくありません。

夜間せん妄の原因

夜間せん妄の原因は多くの場合、問診や血液検査、画像検査などで特定できます。

夜間せん妄の主な原因は、以下の5つです。

  • 高齢
  • 認知症などの疾患
  • ストレス
  • 薬の影響
  • 睡眠不足

せん妄が発生するメカニズムは、いまだ明確にされていません。原因はひとつだけでなく、複数が組み合わさっている可能性もあるのです。(文献4

この章では、夜間せん妄が発症する主な原因を詳しく解説しています。

高齢

高齢者は、わずかな刺激でもせん妄が起こりやすくなっています。一般的に歳をとれば身体機能や脳機能、環境の変化に対する適応力は低下していくものです。

せん妄は脳の機能不全による軽度の意識障がいですので、加齢により脳の機能が低下するにつれ、せん妄が起きる確率は高くなります。(文献5

若いときにはなにも問題がなかった刺激でも、加齢によって強い刺激となる場合があるのです。

また、過去にせん妄の既往歴がある人は、発症する確率が高くなります。ささいな出来事でもせん妄を引き起こしやすくなっているため、発症時の対応法を知っておくと安心です。

認知症などの疾患

認知症やパーキンソン病などの脳疾患を始めとしたさまざまな病気は、せん妄を引き起こす原因のひとつです。

とくに過去、脳卒中や脳腫瘍などで脳にダメージを受けたことがある場合、わずかなきっかけで発症する可能性が高くなります。

脳へのダメージだけではなく、腎不全やがんなどの疾患によって体に負担がかかっている場合も、せん妄を発症しやすくなっています

また、普段からアルコールを多量に摂取している人は、飲酒がせん妄の引き金になるケースもあります。

ストレス

夜間せん妄の多くは、身体的や精神的なストレスが引き金になります。

身体的なストレスが大きくなるのは、発熱や便秘、痛みや脱水といった負担が体にかかっているときです。

一方、精神的なストレスは、不安や寂しさ、入院などの急激な環境の変化によってもたらされます。
これは、慣れない環境や心身への負担によって、脳が疲れて混乱しやすくなっているためです。

とくに、入院や手術の際にせん妄を発症する確率は、20%〜30%とされています。(文献6)とくにせん妄を引き起こしやすい高齢者は、体調管理とともにストレスがたまらない生活を心がけるのが大切です。

薬の影響

処方された薬剤が、せん妄の原因になるケースもあります。
夜眠れないからと処方された抗不安薬や睡眠薬が、夜間せん妄を引き起こすこともあるのです。(文献7

せん妄の原因となる薬剤は数多くあります。高齢者は、代謝や排泄が遅くなるため、体内に薬剤が蓄積しやすいものです。そのため、過去に服用して問題のなかった薬剤でも、せん妄を引き起こす可能性はあります。(文献8

薬は人によって現れる効果に差があるものです。せん妄の原因になる成分が入っていない薬剤でも、体内のバランスが崩れたことにより、せん妄が発生する場合もあります。

睡眠不足

健康な高齢者でも、中途覚醒や早朝覚醒が多い上に眠りも浅い傾向があります。(文献9

夜間の睡眠が足りていないために日中眠くなり、夜にまた眠れなくなるといった昼夜逆転の生活もせん妄の原因です。

夜間せん妄のなかでも、不眠だけが目立つタイプやぼんやりして活力がないタイプ、注意力の低下が見られるタイプなど人によって症状はさまざま。

せん妄症状が出た場合、十分な睡眠が取れているかをチェックしておくと良いでしょう。

夜間せん妄状態になったときの対応法

せん妄は発生した際に適切な対応をおこなうと、症状の緩和が可能です。

本人や周りに危険が生じそうだったり、何度も繰り返し続いたりする場合には、医師へ相談することも大切です。

この章では、高齢者が夜間せん妄状態になったとき、家族にできる対応と医療従事者とともにおこなうべき対応を紹介します。

穏やかな表情で話を聞く

夜間せん妄が発症した際には、やさしく声をかける意識が大切です。相手の孤独や不安な気持ちを和らげ、安心してもらえるよう穏やかな表情で接します。

相手が混乱している場合、思い込みによって攻撃的な態度を取られることもあるでしょう。無理に否定や制止をせず、共感や理解を示すようにします。

たとえば、何もいないところに「誰かがこっちを見ていた」と言われたら、「〇〇さんが安心して過ごせるよう、見回りをお願いしているんですよ」と返す。
「床から虫が出てきている」と言われたら、「本当ですね。部屋を掃除しますから、その間にリビングでお茶でも飲みましょう」と言って場所を移す、などです。(文献10

普段通り穏やかに話しかけ、相手の不安な気持ちに寄り添う姿勢が大切です。

危険なものを近くに置かない

せん妄によって混乱している場合は、刃物や火気から遠ざけることも重要です。

せん妄状態にある人は不安と恐怖から、自分の身を守ろうと手足を振り回したり、物を投げたりすることがあります。

思わぬ怪我や事故を防ぐためにも、せん妄が発症した際には、怪我をする可能性のあるものを片づけておくと良いでしょう。

割れ物や貴重品も、取り出しにくい位置に置いておくと安心です。

点滴やチューブ、カテーテルを装着している人は、混乱や興奮から管を引き抜いてしまう可能性があります。処置中は事故が起きないよう、家族やスタッフが付き添うようにします。(文献11

静かな環境をつくる

夜間せん妄状態にある人は、騒がしい環境や予期せぬ変化にとても敏感です。発症した際には、明るく静かな環境を用意すると、不安や混乱の軽減が可能です。

とくに入院している間は、スタッフの声や機械の音が気になり、ストレスになっている場合があります。

退院して落ち着いた環境に戻ってくると、せん妄が発生しなくなるケースも多くあります。

混乱を引き起こす場所を離れ、本人にとって居心地の良い空間を用意すると良いでしょう。

原因となった疾患を治療する

高齢者は、脱水や便秘など小さな不調からでもせん妄症状を引き起こしやすいものです。一方で、不調が解消されると症状が落ち着くことも多くあります。

発熱や脱水などの家族でもある程度対応できる不調には、水分補給や規則正しい生活で対応するようにします。

脳や体の疾患が夜間せん妄の原因となっている場合、医師と相談しつつ、治療や療養を続けていきます。

多くの夜間せん妄は対応が早いほど、完治までの時間も短いものです。高齢者にはよくある症状だと軽視せず、医師に相談すると良いでしょう。

誘引となる薬剤を中止・減らす

ゆっくり眠るための抗精神薬や睡眠薬のなかには、せん妄を引き起こしやすい成分が含まれているものもあります。

処方された薬剤を服用してせん妄症状が出た際には、医師や薬剤師に相談した上での中止や減薬が大切です。

長く服用していた薬を急にやめたときにも、体内のバランスが崩れ、せん妄が起こる場合があります。

自己判断で薬の量を変えると、もともとの疾患が悪化する恐れがあります。

薬の量の調節は、必ず医師や薬剤師の指導のもとおこなってください。

夜間せん妄の予防・悪化防止のためにできること

夜間せん妄は放っておくと状態が悪化し、うつ病や認知症を発症する可能性があります。

しかし、せん妄には確立された治療法がないため、環境を整えながら原因に対処していくしかありません。

向精神薬や睡眠薬で治療する方法もありますが、薬の服用によってせん妄症状を悪化させる可能性も高いのです。

夜間せん妄の予防や悪化防止のためには、以下の3つの方法が有効とされています。

  • 時計や家族との写真を近くに置く
  • 生活リズムを整える
  • 人との交流を増やす

詳しく解説していきます。

老人性うつについて詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
老人性うつの場合どうすれば良いの?症状や認知症との違いなどを解説

認知症について詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
認知症について詳しく解説!【PART1】~認知症と物忘れの違い・初期症状チェックリスト~

時計や家族との写真を近くに置く

夜間せん妄でとくに見当識障がいが見られる場合には、時計や家族との写真を目に着くところに置いておくと良いでしょう。

今がいつなのか、自分が何者なのかを認識しやすくなり、安心感につながります。カレンダーを置いておくのもおすすめです。

入院や施設への入居などで環境が大きく変わるときには、普段使っているメガネや補聴器などを必ず持参し、安心できる環境を整えます。
安心感が感じられるよう使い慣れたタオルや衣類を持っていくのも大切です。(文献12

生活リズムを整える

夜間せん妄の改善には、生活リズムを整えるのが有効です。毎朝同じ時間に起き、規則正しい生活を送って、夜に眠れる環境を作ります。

日の光を浴びたり、適度な運動をしたりといった刺激で、生活にメリハリを持たせる意識が大切です。

夜眠れないようであれば、日中のカフェイン摂取を控える、昼寝の時間を短くするなど、昼夜逆転を改める生活習慣が夜間せん妄の予防につながります。

お酒を飲む人は、可能な限り飲酒量を減らすことも大切です。

人との交流を増やす

せん妄は、寂しさや不安といったストレスからも発症しやすいものです。将来に不安を感じたり、夜間に寂しくなったりといった不安が、夜間せん妄につながります。

家族と会話やスキンシップを多く取って、寂しさを緩和すると良いでしょう。

町内会や高齢者サロンなどに出かけて、知り合いや友人を作り、日常に変化や楽しみを見つけるようにします。

家族があまり家にいなかったり、体調から気軽に外出できなかったりする人もいるでしょう。介護施設などで人との交流を増やし、生活に彩りを増やすのも、ひとつの方法としておすすめです。

まとめ|夜間せん妄は解消できる!安心できる環境を整えよう

夜間せん妄は、加齢やストレスなどによって高齢者に発生しやすい症状です。対応としては、落ち着ける環境を整え、不安や寂しさを解消するのが有効とされています。

夜間せん妄の解消には、家族や医師など、周囲のサポートが必要不可欠です。

働いていて一緒に過ごす時間が取れない、夜も忙しい家庭は、一時的に施設を利用してみてはいかがでしょうか。

ほかの入居者との交流から日常に刺激をもらえる上、スタッフの目によって異変に気づく機会も増えるでしょう。

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夜間せん妄についてよくある質問

ここからは夜間せん妄についてよくある質問を紹介します。

夜間せん妄と認知症の違いは?

せん妄と認知症は似たような症状のため、混合されやすいものです。認知症の人のなかには、夜間せん妄を発症している人も多くいます。

夜間せん妄と認知症の特徴を、下表にまとめました。(文献13

せん妄 認知症
発症のタイミング 突然発症する 徐々に発症する
一日のなかでの変動 夕方・夜間に悪化する 変動は少ない
初期症状 幻覚・妄想・興奮 記憶力の低下
発症時間 数時間~数日 永続的
環境との関係 あることが多い 関係ない

夜間せん妄と認知症では、症状が異なるため求められる対応も異なります。いつもと様子が違うと感じたら、医療機関に相談すると良いでしょう。

夜間せん妄の人にやってはいけないことは?

相手が混乱しているときに、否定や命令の言葉をかけてはいけません

夜間せん妄状態にある人は、幻覚や思い込みからつじつまの合わない話をしたり、思いもよらない行動を取ったりします。

落ち着かせようとして「そんなものは見えないよ」「おとなしくして!」などの否定や制止の言葉を放ってしまうこともあるでしょう。

せん妄状態にある相手は、理解されないことから不安感が増し、症状が悪化する可能性があります。気持ちに共感し、安心感を与える意識が大切です。

夜間せん妄は治るの?

夜間せん妄の多くは適切な対応をとるのが早いほど、回復も早い症状です。

多くの場合は対応後数日から2週間ほどで解消するケースがほとんどです。

反対に、対応を誤ればせん妄状態が長期化し、うつや認知症に発展する可能性もあります。

とくに高齢者はせん妄が長期化しやすい傾向があるため、予防や悪化防止に努めると良いでしょう。(文献2

≪参考文献≫

(文献1)
独立行政法人国立病院機構別府医療センター「医療最前線 せん妄について」別府医療センターホームページ
https://beppu.hosp.go.jp/files/chiikinominasama/iryosaizensen/054.pdf

(文献2)
飯島節「高齢者の夜間せん妄の管理」『日本老年医学会雑誌』43巻4 号,p.428-430,2006年
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics1964/43/4/43_4_428/_article/-char/ja/

(文献3)
国立がん研究センター「がん治療のために重要な「せん妄(もう)予防」と「心のケア」」国立がん研究センターホームページ
https://www.ncc.go.jp/jp/information/column/manabou_doctor/035/index.html

(文献4)
一般社団法人 日本老年医学会「2.認知症とせん妄」日本老年医学会ホームページ
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/clinical_practice_51_5_422.pdf

(文献5)
福田 和美,上村美智留「高齢期呼吸器疾患患者のせん妄発症要因および回復時のトリガー要因と看護ケアの実態」『福岡市立大学看護学科研究紀要』第6巻第1号p.26-34,2008年
https://www.fukuoka-pu.ac.jp/academics/nurse/bulletin2/6_1pdf/6-1_4.pdf

(文献6)
国立研究開発法人国立がん研究センター「パンフレット:「せん妄とは」」国立がん研究センター 東病院ホームページ
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/psychiatry/senmou.pdf

(文献7)
公益社団法人福岡県薬剤師会「25.せん妄を起こす薬剤」福岡県薬剤師会ホームページ
https://www.fpa.or.jp/library/kusuriQA/25.pdf

(文献8)
独立行政法人医薬品医療機器総合機構「薬剤性せん妄」独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ,2022年2月
https://www.pmda.go.jp/files/000245311.pdf

(文献9)
鈴木圭輔ほか「3.高齢者睡眠障害の特徴とその対策」『日本内科学会雑誌』103巻8号p.1885-1895,2014年
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/8/103_1885/_article/-char/ja/

(文献10)
沼田クリニック「見えないもの(幻覚・幻視)が見えると訴えてきたら」沼田クリニックホームページ
https://kijokai.or.jp/numata-clinic/knowledge/kotsu/dementia06

(文献11)
公益財団法人長寿科学振興財団「せん妄」健康長寿ネット,2019年8月14日
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/senmou.html

(文献12)
医療法人社団 三成会「せん妄について」新百合ヶ丘総合病院,2021年7月
https://www.shinyuri-hospital.com/column/nursing/column_nursing_31.html

(文献13)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「認知症・せん妄サポートチームマニュアル(2016年度版)」国立長寿医療研究センターホームページ
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/DST2016.pdf

この記事の監修者

いいケアネット事務局

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