日本の介護事業者や福祉機器メーカーほか約100社が参画する「国際・アジア健康構想協議会」はこのほど、アジア諸国の加速する高齢化により高度な介護サービスのニーズが高まっていることから、日本の介護サービスをアジア展開する取り組みを始動した。
今後、アジア諸国の高齢化は本格化するようで、各国の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、韓国2015年13.1%が35には27.4%、シンガポール11.7%が26.7%、中国9.6%が21.3%まで上昇すると見込んでいる(内閣府・高齢社会白書より)。この状況にも関わらず、現地の介護サービスの整備は遅れぎみのため、日本の介護への関心が高まっているようだ。
同協議会では、海外の介護人材の育成・活用、介護事業者の海外進出の後押しをするとともに、加害の介護制度の情報共有、日本式の介護技術・サービスの国際標準化、事業者間での連携・協力を検討していくとのこと。
日本の介護サービスをアジア諸国で展開―国際・アジア健康構想協議会
あわせて読みたい記事
-
老人ホーム入居中でも自由に出かけられる?外出・外泊のメリットと注意点を解説
「老人ホームに入居すると、もう自由に外出できないのだろうか」 「面会はできても、一緒に出かけるのは難しいのでは?」 老人ホーム探しを進める中で、この...
-
親の介護で兄弟トラブルを回避するには?原因や解決策について解説
「兄弟がいるのに、いつも私ばかりが親の介護をしていて不公平……」 「兄弟で役割分担して協力しながら親の介護したい」 と悩みながらも、兄弟でトラブルに...
-
特別養護老人ホームに出す申請書の入所希望理由の書き方や例文を紹介
現在、国内にはさまざまな介護施設、福祉施設がありますが、一際人気を集めているのが「特養」と呼ばれる特別養護老人ホームです。 特養は、費用面やサービスの範囲...
-
介護支援ロボで単純作業軽減し、職員のケア充実につなげる―福島県
福島県南相馬市の高齢者施設ではこのほど、実証テストとして介護支援ロボットが導入された。今月末までテストを続けて年内の量産を目指しているとのこと。同市のソーシャル...