大阪を中心に有料老人ホーム・介護施設HOME > 介護専門家が答えるQ&A > 【ご入居事例紹介】離れたご両親の終の棲家を探したい

【ご入居事例紹介】離れたご両親の終の棲家を探したい

couple_fufu_old

 

当社に娘様よりご両親の件でお問い合わせのお電話がありました。

それは大阪の娘様が九州の遠く離れたご両親を近くに呼び寄せて面倒を見たいとの事でした。

お父様(85歳要介護1)は、お母様(83歳要介護3)の面倒を一人で看られていて体力的にとても大変で限界が来ていました。お父様も足が悪く思うようには動けないご状態でした。

以前にお母様が入院されていた時も看病に頻繁に行かれていたほど仲の良いご夫婦でした。現在は退院されていますが、ヘルパーの方の力を借りてなんとか介護をされていましたがお母様は認知症でその症状もゆっくりと進行しているのでとても不安だったとのことです。

当社は娘様のご希望通り大阪のご自宅近くにご夫婦でご入居できる施設を探すことになりました。

娘様のご意向は、ご両親が長く住まれるので綺麗で明るい雰囲気の施設が良いとのことでした。

当社はご自宅から通い易い施設を3つほど絞りご提案させて頂きました。それぞれに特徴があり、レクリエーションに力を入れている施設、グループの病院が近隣にあり連携が取りやすい施設、施設長が心安く、ある程度融通の利く施設など特徴も細かくお伝えしました。

また実際に見てみないと雰囲気は分かりませんのでご見学にお連れすることになりました。

順番にご見学し、それぞれの説明を聞かれて特徴や雰囲気がかなり違うことに驚かれました。娘様はそれぞれの特徴をご両親にお伝えするためにパンフレット等の資料を持たれて九州へ里帰りされました。最初はお父様が施設に入ることは反対されておりましたが娘様の説得とご自身の体のご状態からついにご入居を決意されました。娘様ご夫婦の近くの施設に入り、娘様やお孫様たちとも頻繁会えるというところがお父様の心が動いたポイントでもありました。

当社はご両親が住むのにゆったりと住めるようなお部屋ということで比較的広く綺麗なお部屋の施設ばかりを選び、これだけ広かったら十分だと安心されました。たまたま娘様のご自宅から一番近い施設が一番新しく個室も広く医療連携もしっかりしている施設だったのでとても気に入られました。何かあればすぐ行けるし、仕事帰りにも気軽に寄れるとのことで大変喜ばれました。

それからご両親も一旦娘様の家に数日泊まられる機会を設けられたのでその際にご両親も一緒にご見学にお連れしました。

お父様は杖歩行でゆっくり歩けるご状態でしたがお母様は車イスでしばらく入院もされていたので尿バルーンもされていました。

医療措置がある程度必要な方だったのでグループに病院がありすぐに連携が取れる体制を取っているその施設がいいとのことで、ご両親も綺麗で明るい雰囲気をとても気に入られました。

今までご夫婦で生活をされてこられましたがこれからは息子様と娘様の近くで暮らせて時々旅行にも一緒に行けると大変喜ばれていました。

担当のケアマネジャーの方やヘルパーの方も、娘様たちの近くに行くということで寂しくなるけどその方がご夫婦にとって良いことだと安心されました。

何かあってからでは遅いので早めに決断され、思い切って環境を変えてみるのも一つの選択ですね。

これからはご夫婦仲良く暮らされることでしょう。

この記事の監修者

いいケアネット事務局

突然倒れた、転んで頭を打ったなど、ご自身やご家族の介護を身近に感じるきっかけはそれぞれです。 いいケアネットでは、いざという時のために役立つ介護の知識や介護施設についてご紹介します。

あわせて読みたい記事