介護専門家が答えるQ&A

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血液透析か?腹膜透析か?人工透析の種類と特徴

年を重ねると、体に様々な不調が生じるもの。中でも、高齢者の内蔵のトラブルは非常に多いといわれています。
こうした内蔵のトラブルを改善するための処置として「人工透析」が行われることがあります。しかし、この人工透析について十分に理解している方はごくわずか。安心して治療を受けるためにも、人工透析について十分に理解しておくことが大切です。
そこで、今回は「人工透析」の種類や特徴について詳しくご紹介します。

人工透析とは

人工透析は、「腎臓」にトラブルを抱えている際に行う治療の一つです。
腎臓は、病気などのなんらかの問題があると、働きが低下し「腎不全」と呼ばれる状態に陥ります。さらに悪化した状態である「慢性腎不全」になると、腎臓の機能が回復することに期待ができません。
この慢性腎不全の状態に陥ると、血液中の不要な水分や老廃物を体外に排出することができなくなり、最悪の場合死に至ります。
こうした状態となった場合の命綱として用いられるのが「人工透析」なのです。体内の血液をいったん取り出して綺麗にし、再び体内に戻します(血液透析の場合)。これにより、日常生活に支障が出ない状態を維持します。

人工透析の種類とそれぞれの特徴

一口に「人工透析」といっても大きく2種類が挙げられます。
ここからは、種類とそれぞれの特徴について解説します。

血液透析

血液透析とは、前項でも触れたように「血液をいったん取り出して浄化する」というものです。
体内の血液を「ダイアライザー」という人工腎臓の器械に通すことで、老廃物や余分な水分を除去することができます。
また、この血液透析は標準化された透析療法であるため、後述する「腹膜透析」よりも、対応できる病院が多いというメリットがあります。
そのため、旅行先や出張先に対応している病院があれば、長期滞在することもできるのです。

腹膜透析

腹膜療法とは、自分の腹膜を「透析膜」として行う療法で、腹部に管を通し、そこへ透析液を注入します。
腹膜透析は、血液透析のように「医療機関」でしか受けられない療法ではありません。自宅、職場、学校など、場所を選べるのが魅力です。
さらに、血液透析と比較すると心臓への負担が少ないのもメリットの一つ。高齢者にも不安の少ない療法といえます。
自由度が高い療法であることから、「通院が困難」という方には適しているでしょう。

人工透析の料金

人工透析は決して安価な療法ではありません。
定期的な通院や物品の購入などが必要であるため、1か月で数十万円単位で請求されることが多いです。
しかし、保険や制度を利用することで、自己負担を大幅に減額することはできます。次の制度について把握しておきましょう。

医療保険の長期高額疾病

医療費の自己負担額が高額になった場合、「高額医療費制度」を利用することで、後日払い戻してもらうことができます。
人工透析の場合は特定疾病に分類されるため、一般的な疾病と比較すると保険給付は多いです。ちなみに、人工透析の自己負担額の上限は1か月あたり1万円で、所得が高い場合の上限は2万円です。

自立支援医療

障害者における「身体に関する治療」は、医療費の自己負担分を国が助成してくれる、という制度を利用することができます。
人工透析はこの助成の対象の療法となっており、自己負担0円ではありませんが、原則1割の負担で療法を受けることができるのです。(低所得者の場合は軽減措置あり)
しかし、自立支援医療の制度を利用できるのは、「身体障害者手帳」が交付されている方が対象。すべての方が利用できるわけではないため、注意してください。

重度心身障害者医療費助成制度

身体障害者として1級もしくは2級である場合、医療サービスを受けた際に自己負担額を助成してくれる制度です。
都道府県や市町村などによって具体的な助成内容は異なりますが、医療費の負担を大きく軽減することができます。住んでいる自治体では、どのような助成内容となっているのか、確認しておくことをおすすめします。

人工透析中の合併症には注意が必要

人工透析中に注意しなければならないことがあります。それが「合併症」の問題です。
透析を行う期間が長期化すると、それに伴い合併症を引き起こす可能性があるため注意しなければなりません。
しかし、透析をしても腎臓を健常者と同様の状態にすることは難しいもの。治療を継続していても、腎臓が衰えていることに変わりはありません。
そのため、場合によっては「食事療法」「薬物療法」などと合わせて治療することが必要です。

おわりに

今回は「人工透析」の種類や特徴について解説しました。
人工透析は、手間や時間、費用がかかる治療の一つです。しかし、人工透析を受けなければ、生命の維持が難しくなってしまうため、人工透析について理解を深めて、きちんと治療を受けることが大切です。
今後、人工透析を受ける可能性がある方や、すでに受けることが決まっている方は、本記事を参考にしながら、人工透析について正しく知識を学びましょう。

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